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Step.4 ETFで資産運用

ETFの積立|ETFも積立投資できるの?

投資信託のように、ETFも積立投資できるの?
\ お答えします /
  1. 積立投資とは定期的に一定金額ずつ、同じ金融商品を買い付ける投資手法
  2. 「株式累積投資」サービスを提供する証券会社であれば、対象となるETFの定額積立投資が自動でできます
  3. 新NISAのつみたて投資枠の対象となるETFもあります

積立投資とは定期的に一定金額ずつ、同じ金融商品を買い付ける投資手法

積立投資とは一度にまとまったお金を投資するのではなく、同じ金融商品を定期的に一定の金額ずつ購入する投資手法のことで、「ドル・コスト平均法」とも呼ばれています。

価格が変動する株式や投資信託を購入するタイミングを分散しながら一定の金額で買い付けることで、価格が高いときには少ない口数を、低いときには多くの口数を購入することになり、結果的に1口当たりの購入価格が平均化されます。

下図は、同じETFを毎月1口ずつ購入した場合と、毎月1万円ずつ購入した場合を比較したものです。下図の例では毎月1万円ずつのほうが購入できた口数が多くなり、平均購入単価が低く抑えられていることがわかります。

「毎月1口ずつ購入」と「毎月1万円ずつ購入」の平均購入単価のイメージ

イメージ 出所:大和アセットマネジメント
※ドル・コスト平均法によって投資収益が確実になるものではありません。例えば、購入する金融商品の価格が下落し続けるケースなど、損失を被る場合もあります
※ETFの積立投資は一部の証券会社の一部の銘柄にて可能です。取引の可否は各証券会社にお問い合わせください。

値動きや相場動向とは関係なく、同じ金融商品を一定金額ずつ購入し続ける積立投資は、投資タイミングを見極めたり日々の値動きに一喜一憂したりせずに済むのもメリットといえるでしょう。

「株式累積投資」サービスで、ETFの積立投資を自動でできる場合も

一部の証券会社では、毎月一定の金額ずつ株式を購入する「株式累積投資」(るいとう)のサービスを提供しており、対象商品であればETFでの積立投資が自動でできます。

株式累積投資は証券会社が複数の投資家から資金を集め、それらをまとめた払込金で商品を共同買い付けする仕組みです(下図)。投資金額は1銘柄につき毎月1万円以上・1000円単位などからと、証券会社の定める金額の範囲内で自由に設定可能です。

株式累積投資のイメージ

イメージ

少額から投資できるので手軽に始められるのが魅力です。さらに、株式累積投資は前述のドル・コスト平均法と同じ投資手法なので、平均買い付けコストを下げる効果が期待できます。

ETFの積立投資ができるかどうか、どの商品が対象となっているかは証券会社によって対応が異なるので、各証券会社に問い合わせて確認しましょう。

新NISAのつみたて投資枠の対象となるETFもある

新NISAのつみたて投資枠の対象商品になっているETFもあります。

2024年6月7日時点では8本が対象となっており、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価(日経225)のほか、米国や新興国の代表的なインデックス指数に連動するものもあります。

つみたて投資枠対象のETFの例(2024年6月7日時点)

1305 iFreeETF TOPIX(年1回決算型)
1320 iFreeETF 日経225(年1回決算型)
1599 iFreeETF JPX日経400

つみたて投資枠のETFは、金融庁が定める下記の要件を満たした商品です。厳選されたラインアップなので、投資初心者でも商品を選びやすいのではないでしょうか。

新NISAのつみたて投資枠で投資できるETFの主な選定基準

  • 販売手数料1.25%以下
  • 信託報酬が一定水準以下
  • 信託期間が無期限または20年以上
  • ヘッジ目的の場合などを除きデリバティブ取引による運用を行わない
  • 分配頻度が毎月でない

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