大口投資家の皆様
Step.1 ETFとは?

ETFに投資するメリットは?

ETFは、株式の個別銘柄や投資信託と比べてどんなメリットがあるの?
\ お答えします /
  1. 1本のETFで複数の銘柄に分散投資できるうえ、ETFを組み合わせることで国内外の株式や債券、不動産、金など幅広い資産に手軽に投資できます
  2. 日経平均株価などの有名な株価指数に連動するETFでは、値動きの傾向がわかりやすいのがメリットです
  3. ETFはリアルタイムでの取引が可能で、指値注文もできます
  4. ETFは投資信託と比較して信託報酬が低い傾向がありますが、売買手数料が必要となります
  5. デメリットとして挙げられるのは、分配金を自動で再投資できない点です

メリット1 世界の株式や債券など、多彩な資産に分散投資ができる

ETFの特徴は、1本で複数の株式や債券に投資できることです。例えば日経平均株価への連動を目指すETFであれば、1本買うだけで、日経平均株価を構成する225社の株式を買うのと同じ効果が得られます。

投資の世界には「卵は1つのかごに盛るな」という有名な格言があります。1つの銘柄に集中投資すると、その会社が破たんしたら大きな損失を抱えてしまいます。複数の銘柄に分散して投資すれば、そのうちの1社が破たんしてもわずかな損失で済みます。

そんな分散投資を手軽に実践できるのがETFの大きなメリットです。さらには国内株式だけでなく、外国の株式や債券、REIT(不動産投資信託)、金などの資源にもETFを通じて投資できます。一般的に株式と債券は逆の値動きを示すことが多く、株式のETFと債券のETFを両方持つと、資産全体の値動きのブレが小さくなる傾向があります。複数のETFを組み合わせることで、このような分散効果を手軽に得ることができます。 イメージ

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メリット2 有名な指数に連動するETFは値動きがわかりやすい

ETFの多くは、日経平均株価やTOPIX、米国のS&P500など、有名な株価指数への連動を目指して運用するため、値動きの傾向がわかりやすいメリットがあります。

株式の個別銘柄を選ぶ際には、企業ごとの業績や財務状況、株価に関する指標を比較すべく、投資情報サイトを見たり、企業のホームページなどで開示情報を調べたりする必要があります。一方、日経平均株価への連動を目指すETFであれば、日経平均株価の値動きや国内外の経済の動向など、日々のニュースから得られる情報が判断材料となります。

個別銘柄はハードルが高いという投資初心者にとっても、ETFは投資しやすい金融商品といえるでしょう。

メリット3 リアルタイムの価格変動を見ながら売買できる

ETFは株式の個別銘柄と同じように、刻々と変動する価格を見ながら、売買価格を指定した「指値注文」での取引ができます。投資信託は購入時点で価格がわからないため、想定より高い価格で買ってしまうことも起こり得ますが、ETFではそうした心配はありません。

メリット4 信託報酬が比較的安い

株価指数などへの連動を目指す金融商品には、ETFのほかに投資信託のインデックスファンドがあります。いずれも保有中にかかるコストとして「信託報酬」がありますが、一般的に投資信託よりETFの方が信託報酬は安い傾向があります。

ETFを売買する際には、証券会社が定める売買手数料がかかるのが一般的でしたが、最近ではネット証券を中心に、株式やETFの売買手数料が無料の証券会社が増えています。

デメリット 分配金の再投資が自動でできない

ETFのデメリットとして、分配金の再投資が自動でできない点が挙げられます。

投資信託ではほとんどの金融機関で「分配金再投資コース」を選べます。一方、ETFで分配金を再投資する場合は通常、受け取った分配金を使って自分でETFを買う必要があります。この点は、投資信託と比べて不便といえるかもしれません。


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