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Step.1 ETFとは?

ETF(上場投資信託)とは?|ETFってどんな金融商品?

「ETF」って最近よく聞くけど、どんな金融商品なのかよくわからない。いったいどんな商品なの?
\ お答えします /
  1. ETFは投資信託の一種で、東京証券取引所に上場している金融商品です
  2. ETFの多くは株価指数などへの連動を目指して運用しているので、1本のETFを買うだけで数十~数千銘柄の株式などを買うのと同様の効果が期待できます
  3. 証券取引所に上場しているため、株式と同じ方法で売買できます

ETFは「上場投資信託」とも呼ばれる投資信託の一種

ETFとは「Exchange Traded Funds」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれます。「上場」という名前が示す通り、日本では東京証券取引所に上場しています。

ETFは投資信託の一種です。大和アセットマネジメントをはじめとする資産運用会社が、たくさんの投資家からお金を集めて、そのお金で複数の株式や債券などを運用する仕組みは、一般の投資信託(公募投資信託)と同じです。

ただし、公募投資信託は銀行や証券会社、信託銀行などの金融機関で購入できるのに対して、ETFを取り扱うのは証券会社のみです。ETFに投資する場合は、証券会社で口座を開設する必要があります。

ETFの多くは、株価指数などへの連動を目指す仕組み

日本で最初に生まれたETFは、「日経300株価指数」という株価指数への連動を目指すものでした。現在も大半のETFが、株価指数や債券指数、REIT(不動産投資信託)の指数、さらには金や原油の価格への連動を目指して運用を行っています。

例えば日経平均株価(日経225)への連動を目指すETFを1本買うだけで、日経平均株価を構成する225社の株式を買うのと同じ分散効果が得られるのが、ETFの大きなメリットです。TOPIX連動型であれば、2,000銘柄以上への分散投資が可能となります。個人で個別銘柄を買うにはハードルが高い海外の株式や債券にも、ETFなら手軽に投資できます。

指数への連動を目指すETFの例

※銘柄数は2024年3月末時点
※銘柄数には先物およびETFを含む
投資対象 銘柄名 銘柄数
国内株式 1305 iFreeETF TOPIX(年1回決算型) 2149
1320 iFreeETF 日経225(年1回決算型) 226
米国株式 2247 iFreeETF S&P500(為替ヘッジなし) 505
国内REIT 1488 iFreeETF 東証REIT指数 59

また、ETFの中には、一般の投資信託と同様に、日々の値動きが指数の2倍になるように設計された「レバレッジ型」や、指数と逆方向の値動きを目指す「インバース型」と呼ばれるものもあります。レバレッジ型は短期間で大きな利益を狙える半面、想定と逆方向に相場が動いた場合の損失も大きくなる点には注意が必要です。

2023年9月には、「アクティブ運用型」のETFが新たに登場しました。従来のETFとは異なり、連動を目指す指数が存在しないことが特徴です。大和アセットマネジメントでは、2024年5月時点で米国国債を対象とした2本のETFを取り扱っています。

アクティブ運用型ETFの例

※銘柄数は2024年3月末時点
投資対象 銘柄名 銘柄数
米国債券 2015 iFreeETF 米国国債7-10年(為替ヘッジなし) 12
2016 iFreeETF 米国国債7-10年(為替ヘッジあり) 12

ETFは株式と同じ方法で売買できる

ETFは、株式の個別銘柄と同じように、証券取引所に上場している金融商品です。そのため、取引方法も個別銘柄と同じです。オンライン取引の場合は、取引画面の板(いた)情報で価格や気配値を見ながら、リアルタイムで取引できます。「指値注文」「成行注文」といった注文方法も、個別銘柄を売買する場合と共通です。


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