

前回ツミレバ博士は過去の検証データを用いて「iFreeレバレッジNASDAQ100」に長期積立レバレッジ投資した場合のパフォーマンスを検証しました。
しかし、「あくまで過去の検証でしょ? 実際はどうなの?」と思う人も多いのではないでしょうか?
そこで今回「iFreeレバレッジNASDAQ100」の実際の運用成績に着目したところ、最初の半年間※でファンドの持ち味を確認できましたので、ツミレバ博士が解説します。
レバレッジ投資に興味のある方は必見です!
※「iFreeレバレッジNASDAQ100」の運用開始日(2018年10月19日)から2019年4月末までの約半年間
ファンドの持ち味を発揮した最初の半年間
博士、「iFreeレバレッジNASDAQ100」だけど、実際の運用成績ってどんな感じなの? あとどんな持ち味が確認できたの?
ふむ、それではまず実際の運用成績を見てみよう。運用開始から約半年が経過した「iFreeレバレッジNASDAQ100」の値動きを示す基準価額のグラフが以下じゃ。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた結果を示したものであり、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
一時は約30%も下落したけど、その後は約70%も上昇したんだ…すごい値動きだね。
レバレッジをかけているため下がる時は大きく下がる。しかし、上がる時は大きく上がる、まさにこれが「iFreeレバレッジNASDAQ100」の持ち味じゃ! そしてこの持ち味を存分に活かせるのが積立投資である。
持ち味が活きる積立投資!
それでは「iFreeレバレッジNASDAQ100」に毎日1,000円ずつ積立投資した場合のパフォーマンスを見てみよう。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた結果を示したものであり、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
積立投資の場合、大きく下落した2018年12月下旬でもそこまで評価損は膨らんでいないんだね。その後に上昇相場がきたから、元本回復も早かったのか…。
次に一括投資した場合と積立投資した場合の最終的なリターンの比較じゃ。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた結果を示したものであり、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
積立投資のほうが最終的には良い結果となったんだね。これは何でなの?
安い時にたくさん買えて、その後の上昇を大いに享受できたからじゃ。毎日1,000円積立投資した場合のファンドの購入口数を示したグラフを見るとわかりやすいぞ。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた結果を示したものであり、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
基準価額が大きく下がった時に購入口数が増えてるね。つまり、安いときにたくさん買えたってことだね。
そう、2時限目で説明した「時間分散効果」がうまく現れておる。購入時期の分散と「iFreeレバレッジNASDAQ100」の持ち味がうまく重なり、積立投資とレバレッジの相性の良さを確認できたんじゃな。
なるほど、積立レバレッジの効果も確認できたし、この半年は「iFreeレバレッジNASDAQ100」の持ち味と特徴がよくわかる期間だったんだね。
結果的にではあるが、そのとおりじゃ。次回は他の資産とパフォーマンスを比較して、「iFreeレバレッジNASDAQ100」の持ち味と特徴をさらに検証していくぞ!
次回「積立投資と相性抜群! 「iFreeレバレッジNASDAQ100」の持ち味を深堀リサーチ!」
【当記事に関連するファンドについて】
レバレッジファンドシリーズ「iFreeレバレッジ」の詳細はこちら。
・iFreeレバレッジNASDAQ100
※指数について
・NASDAQ100指数はNasdaq,Inc.の登録商標です。
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ツミレバ博士の「レバレッジ活用講座」
イラストレーター・漫画家。雑誌・書籍・Web・テレビなどジャンルや媒体を問わず幅広く活動中。投資信託と株主優待目当ての株を数年放置中なので、そろそろちゃんと勉強して資産運用したいと考えている。単行本「いとしの印刷ボーイズ」(学研プラス)発売中。
さまざまな投資手法を分析している研究家、博士。「常識を疑え」が信条。
最近就職した新社会人、若者。博士の研究所の近所に住んでおり、小さいころから博士の研究室に出入りしている。