

前回「iFreeレバレッジ」の長期投資を想定した商品設計を解説したツミレバ博士ですが、今回はレバレッジファンドのパフォーマンスを検証します。
検証するファンドは、米国ハイテク株の代表的な株価指数である「NASDAQ100」の日々の値動きに米ドルベースで2倍程度連動することを目指す「iFreeレバレッジNASDAQ100」です。
レバレッジ投資に興味ある方は必見の内容です。
レバレッジファンドのパフォーマンスを検証!
今回はレバレッジファンドのパフォーマンス検証だね。レバレッジ投資と長期積立投資を組み合わせるといったいどんな結果になるんだろう?
それでは早速過去のデータを用いて、「iFreeレバレッジNASDAQ100」に毎月3万円の積立投資を20年間行ったと仮定する長期積立レバレッジ投資の検証結果を次のグラフで見てみよう。
「iFreeレバレッジNASDAQ100」パフォーマンス検証の前提条件
・シカゴ・マーカンタイル取引所で取引されているNASDAQ100指数先物の価格を使用
・「iFreeレバレッジNASDAQ100」の信託報酬0.9%(税抜き)を控除
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた検証結果を示したものであり、ファンドの実績ではない点に注意じゃ。また、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
「iFreeレバレッジNASDAQ100」は投資期間後半に到来した上昇相場で大きく評価額を増やしたんだね。2011年以降、レバレッジが効いてる。
しかし、投資期間終盤の下落相場では、評価額が数千万円単位で下落しておる点に注意じゃ。積立投資も後半になると、投資金額の総額が大きくなることから、レバレッジファンドの値動きが与える金額ベースでの影響が良くも悪くも大きくなることを忘れてはならんぞ。
長期積立レバレッジ投資には夢がある?
元本に対しどれだけ評価額が増えたかわかりやすくするために、先ほどの検証結果を棒グラフで比較してみよう。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた検証結果を示したものであり、ファンドの実績ではない点に注意じゃ。また、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
「iFreeレバレッジNASDAQ100」に積立投資したと仮定した場合、元本720万円が約6,200万円と、約8倍に。 積立投資では低コストに注目が集まって先進国株インデックスファンドの人気が高いけど、資産の選択次第で将来的にはこんなにも差が付く可能性があるんだね。
もちろんコストに注目するのは大変重要なことである。じゃが、それだけじゃなく将来のリターンの可能性について考えることも重要じゃ。
最後に参考として、毎月5万円と毎月10万円で「iFreeレバレッジNASDAQ100」に積立投資した場合の検証結果を棒グラフで紹介しよう。
(博士)上記はあくまで過去のデータを用いた検証結果を示したものであり、ファンドの実績ではない点に注意じゃ。また、必ずしも将来の成果を示唆・保証するものではないぞ。
「iFreeレバレッジNASDAQ100」で長期積立レバレッジ投資したと仮定したした場合、毎月5万円だと最終的に約1億円、毎月10万円だと約2億円の検証結果が出るんだね。ハイリターンが期待できる長期積立レバレッジ投資には夢があるなぁ。他にもレバレッジファンドのパフォーマンスに関するデータないの? いろんな角度からパフォーマンスを見てみたい!
よし! それでは次回もレバレッジファンドのパフォーマンスを検証してみよう!
次回「『iFreeレバレッジNASDAQ100』って実際どうなの? 持ち味を発揮した設定後半年間の値動きを解説!」
【当記事に関連するファンドについて】
レバレッジファンドシリーズ「iFreeレバレッジ」の詳細はこちら。
・iFreeレバレッジNASDAQ100
※指数について
・NASDAQ100指数はNasdaq,Inc.の登録商標です。
・MSCIコクサイ指数に関する著作権、知的財産権その他一切の権利はMSCI Inc.に帰属します。
・TOPIXは株式会社東京証券取引所が算出・公表などの権利を有する指数です。
この記事の連載を読む
ツミレバ博士の「レバレッジ活用講座」
イラストレーター・漫画家。雑誌・書籍・Web・テレビなどジャンルや媒体を問わず幅広く活動中。投資信託と株主優待目当ての株を数年放置中なので、そろそろちゃんと勉強して資産運用したいと考えている。単行本「いとしの印刷ボーイズ」(学研プラス)発売中。
さまざまな投資手法を分析している研究家、博士。「常識を疑え」が信条。
最近就職した新社会人、若者。博士の研究所の近所に住んでおり、小さいころから博士の研究室に出入りしている。