社長あいさつ

大和アセットマネジメントは、1959年に大和証券グループの中核資産運用会社として設立されました。皆さまから永年ご愛顧賜り、我が国トップクラスのAUM(運用資産残高)をお預かりするに至っております。当社は企業理念に基づき、お客さまの利益を第一に考えた業務運営(フィデューシャリー・デューティー)を遂行しています。

特にここ数年、資産運用業界は国民の資産形成に資することが、より一層強く求められております。2024年には新しいNISA制度が導入され、資産運用が従来以上に国民の皆さまに浸透してきました。当社は若年層の長期資産形成に資する商品、富裕層の効率的な運用商品、年金受給者層に向けた年金補完型商品まで、多様なニーズに応えるラインナップを提供しております。

新たな投資機会を提供すべく、ドラッカー研究所(米経営学者ピーター・ドラッカー氏設立)との業務提携による無形資産に着目した投資信託、オルタナティブとして米国プライベート・クレジットを投資対象とする日本初の公募投資信託の開発などに挑戦してきました。また、日本取引所グループが欧米の株式指数に引けを取らない「JPXプライム150指数」を開発しましたが、これに連動するETFを日本で初めて上場するなど、日本の株式市場にも貢献してまいります。

責任ある運用機関として、スチュワードシップ活動でのエンゲージメント(企業との建設的な目的を持った対話)に注力し、投資先企業の価値向上をめざしています。投資先企業にサステナビリティを意識した経営を求めると同時に、当社自身が率先してサステナビリティ経営に取り組んでいきます。

資産運用立国実現にむけて、投資先企業や販売会社、投資家など全てのステークホルダーが一丸となって「全員参加の大きな一つの輪(インベストメント・チェーン)」でつながるように促すことが、資産運用会社としての責務だと考えています。そのための一つの取り組みとして、社内に「資産運用普及センター」を設置し、当社の商品の販売促進とは別に、金融経済教育への更なる取り組みや内外投資信託市場のリサーチ提供を通じて、多くの皆さまに資産運用の重要性を啓発してまいりたいと考えております。

当社のビジョン「All Challenges for All Investors」のもと、”未来へ挑み続ける地球上のすべてのInvestors”のために、共に挑戦し続けるパートナーとして、投資を通じチャンスある未来の実現を目指します。そして、より多くの投資家の皆さまに信頼され、最も選ばれる資産運用会社となるべく努力を重ねてまいります。

2024年4月吉日
代表取締役社長
小松 幹太