FOMCとは?
米国の金融政策を決める会議のことで、「エフ・オー・エム・シー」と読みます。FOMCはFederal Open Market Committeeの略称で、一般的に「米国連邦公開市場委員会」と訳されます。日本でいえば、日本銀行の金融政策決定会合にあたります。FOMCは基本的に1年に8回開催されます。会議で決定権を持つメンバーは、議長などFRBの理事7名と、12ある地区の連邦準備銀行の総裁5名の計12名です。
FOMCで決定される金融政策とは、主に金利の上げ下げを行うことです。金利が上がると、お金を借りる人が少なくなるため、投資などが停滞し、景気が悪くなります。逆に金利が下がると、お金を借りる人が増えるため、投資などが活発化し、景気が良くなります。
なぜ重要なの?
FOMCの動向は世界経済に影響します。なぜなら、FOMCで決定された金融政策が世界最大の経済大国である米国の景気を左右し、これに日本を含む世界中の経済も影響を受けるからです。
そのため、FOMCでの決定事項が日本のニュースで大きく報じられることもあります。FOMCで決定された内容次第では株価や為替が大きく動く可能性もあるため、FOMCは投資家であれば見逃すことのできない非常に重要な経済イベントです。