1分でわかる投資あれこれ

インベス太子の投資格言「休むも相場」

格言の意味|休むことも大事

投資行動には「買う」、「売る」のほかに、「なにもしない」があります。長く相場と向き合っていると先行きがわからない局面が必ずあります。そんな時に「今、取引するべきか?」と自問した際の一つの答えが「休むも相場」となります。売り買いするだけが投資行動ではなく、休むことも大事な投資行動といえます。

格言から学ぶこと|冷静に相場を見返してみよう

株式などの相場の世界では、将来値段が上がると思うときは「買い」、値段が下がると思うときは「売り」という投資行動が可能です。

※相場の世界では、お金や株式を持っていなくても先物取引等を利用して「買い」「売り」ができるため、短期的に大きな利益を獲得できることがあります(もちろん大きく損することもあります)。

こうしたことから、投資家の中には、常に売買をしたがる人がいます。たとえ相場の先行きがわからなくても、あれこれと買う理由、売る理由を考えては取引に精を出します。しかしながら、無理な取引を繰り返しているときは、冷静な判断が出来なくなっており、痛い目をみることも往々にしてあります。

そもそも自信を持って臨んだ投資でもなかなか思い通りに相場は動いてくれないものです。特に自分で買ったり売ったりしているときは、冷静な判断が出来なくなりがちです。そのようなときは「買い」も「売り」もいったんお休みして、冷静に相場を見返してみましょう。そして、自分は何のために投資を行っているのか、短絡的な思考に陥っていないか、本来の目的を見失っていないかなどを再考し、次の投資について考えてみることをオススメします。
休むことも投資行動のひとつ、投資とは心に余裕を持って付き合っていきたいですね。

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インベスタイムズ編集部

ライター

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北村ヂン

イラストレーター

北村ヂン

1975年群馬県出身。イラストレーター。 器用貧乏がゆえにイラストから漫画、テキスト原稿、動画制作、イベント制作まで請け負い、ひとり制作会社状態となっている。要は何の仕事をしているのか、人に説明するのが難しいのが悩み。