格言の意味|日々の値動きに惑わされないようにしよう
この格言は世界有数の投資家・資産家であるウォーレン・バフェット氏の言葉です。
なぜなら、株式市場は時に集団ヒステリーに襲われるからだ。その時に集団と愚かな行為を犯すか、それとも自分の判断に忠実になれるかで投資の成果は大きく左右される
『ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉』
投資を始めると、保有している銘柄の短期的な価格変動やちょっとしたニュースに敏感になります。このまま保有を続けてよいのか、と不安になることもあるでしょう。しかしそれに動じず辛抱強く、冷静でいることが大切なのです。
格言を投資に生かす|下調べをする? 忘れる?
辛抱強く、冷静でいるためには、いくつか方法があります。
ひとつは実際に投資をする前に、下調べをしておくことです。そうすれば、少しぐらい損失が出たりニュースがあったりしたとしても「想定の範囲内」とどっしり構えることができるでしょう。
そうはいっても個人の投資家がプロと同じように十分な調査をしてから投資をするのは難しいものです。しかし、過去の長期的な価格推移や値動きの変動幅だけでも事前に見ておけば、突然値下がりした場合でも冷静でいられるかもしれません。たとえば投資信託では、月報や目論見書で過去の価格推移や代表的な資産の騰落率を確認できます。
また、一度保有したら値動きのことを考えないようにする、という手もあります。投資は長期的にはリターンがでると考えて、放置するのです。思い出したころには大きなリターンが得られているかもしれませんよ。
■参考文献
『ウォーレン・バフェット 成功の名語録 世界が尊敬する実業家、103の言葉』(桑原晃弥著・PHP新書)より格言を選出。