ロング・ショート

相対的に割安と思われる銘柄を買い建て(ロング・ポジション)、割高と思われる銘柄を売り建て(ショート・ポジション)するという2つのポジションを組み合わせる運用手法です。

買い建てだけの運用では、成績がベンチマーク(運用成績のモノサシとするもの)を上回っていても、相場全体が下落した状況で運用成績をプラスとするのは難しいことです。
一方、ショート(売り建て)している場合、ショート・ポジションについては安く買い戻せる状況となるので、運用成績にプラスの貢献をしていることになります。
この買い(ロング)と売り(ショート)、2つのポジションをうまく組み合わせることで、市場全体の動きに関わらずに運用成績を向上させることを狙います。

しかし、割高、割安の判断を誤り、2つのポジションをうまく組み合わせられなければ-例えばロングした資産が値下がりし、ショートした資産が値上がりするなど-、損失が拡大することもあります。
何が割高で何が割安か、見極める力が必要とされる手法といえます。

<関連項目>

保有銘柄に与える市場の影響を小さくすることを狙うマーケット・ニュートラルに対して、ロング・ショート戦略と呼ばれる手法は一般的に、積極的に収益力の向上を狙ってショート(売り建て)する対象を探します。

裁定取引の場合、ショート(売り建て)した銘柄、対象が上昇しても、ロング(買い建て)した銘柄との価格差が元に戻れば収益が見込めるような組み合わせを採用するのに対し、一般的にロング・ショート戦略の場合、より積極的に割高銘柄を探します。このため、ショート(売り建て)した銘柄が上昇すると収益の目標が達成できなくなります。

※情報提供を目的として大和アセットマネジメント株式会社が作成したものです。
※各種の信頼できる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。

  • 当サイトは大和アセットマネジメント株式会社が情報提供を目的として作成したものです。特定ファンドのご購入にあたっては、販売会社よりお渡しする「投資信託説明書(交付目論見書)」の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は大きく変動します。したがって、投資元本が保証されているものではありません。信託財産に生じた利益および損失はすべて投資者に帰属します。投資信託は預貯金とは異なります。
  • 投資信託は預金や保険契約とは異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。証券会社以外でご購入いただいた投資信託は投資者保護基金の対象ではありません。
  • 当サイトは信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。運用実績などの記載内容は過去の実績であり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。また、税金、手数料等を考慮しておりませんので、投資者の皆さまの実質的な投資成果を示すものではありません。記載内容は資料作成時点のものであり、予告なく変更されることがあります。
  • 分配金額は収益分配方針に基づいて委託会社が決定します。あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。分配金が支払われない場合もあります。