流動性

有価証券や為替取引において、流動性は、売買機会や制約条件の多寡を表します。

  • 【流動性が高い】
    いつでも売買が可能で、一度に売買可能な数量の多寡が問題とならないものを、「流動性が高い」といいます。
  • 【流動性が低い】
    逆に、売買時期が限定され、希望する数量が揃うかどうか、または捌けるかどうか判らないものを、「流動性が低い」といいます。

流動性の高低は、売買時における価格の柔軟性にも影響を与えます。取引高が少ないがために売買可能な時期や数量に制約があれば、つまり流動性が低ければ、不本意な価格であっても受け入れる必要があります。自身の売買注文が価格を押し下げ、または押し上げてしまう可能性も出てきます。

一般に、信用力が高い投資対象と低いものでは、高い方が流動性が高くなります。安心感から保有しやすい、つまり取引参加者が多くなる傾向があるからです。また、市場にしろ銘柄にしろ時価総額、発行数量が大きいと、保有者が多いことから取引参加者や売買される量・機会が多くなる傾向がありますので、流動性が確保されやすくなります。
株式や国債は、事業債や地方債、REIT(リート)等に比べ、取引の参加者が多く取引高も大きいことから、流動性が高い資産といえます。

同じ日本の株式でも、東証1部上場の銘柄と新興市場の銘柄では、信用力が高く時価総額が大きい東証1部上場の銘柄の方が、流動性は高い傾向があります。先進国と新興国では、一般的に先進国の方が流動性が高いといえます。

また、指数への採用が流動性を高めることもあります。指数連動を望む機関投資家や指数(インデックス)連動型のファンドは、銘柄固有の条件に関係なく、資金の流出入に合わせて指数採用銘柄を売買する必要があるからです。

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