リバランス

リバランスとは、ポートフォリオを構築(投資対象を実際に組入れ)した後、相場変動などで変化した投資配分比率を見直し、値上がりした資産・銘柄を売り、値下がりをした資産・銘柄を買い増す、などによって、ポートフォリオの構成を最初と同じ比率に修正していく手法のことです。

「価格が安いときに多くの数量を買う」というドルコスト平均法の効果を期待することができます。しかし、値上がりしているものを売却して値下がりしているものを買う行動は投資家心理から難しい面もあり、一定のルールを定めて機械的に行なうことが一般的です。

リバランスのイメージ図

3つの資産A、B、Cを、40、40、20の比率で組み入れていたとします。
仮に図1のように資産Aが2倍に値上がりし、資産Bが半分に値下がりし、資産Cの値動きがないとします(図では「価格変化①」)。
更にその後、今度は資産Aが値下がりして半分になり、逆に資産Bが2倍に値上がりすると、資産の総額と比率は、最初と同じ状態に戻ります(図では「更に価格変化②」)。

リバランスをしない場合

しかし図2のように、「価格変化①」後にリバランス(比率を最初に戻す行為)をした場合は、更に価格変化した後の結果「更に価格変化②'」が、リバランスを行わない場合(上の図1)の「更に価格変化②」後と異なる結果となっています。

| 価格変化① |
資産Aが2倍に値上がりし、資産Bが半分に値下がりし、資産Cの値動きがなかった場合
| 更に価格変化② |
資産Aが値下がりして半分になり、逆に資産Bが2倍に値上がりし、資産Cの値動きがなかった場合

ただし、常にプラス効果とは限りません。特定の投資対象が値上がり(値下がり)し続けた場合には、リバランスがマイナス効果となることもあります。

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