金庫株

株主総会の決議にもとづき、会社が市場に流通する自社の株式を買戻し、消却せずに資産として保有している自己株式のことをいいます。

旧商法では金庫株は禁止されていましたが、段階的な法改正により現在では目的や期限、数量の制限なしに企業の保有が認められるようになりました。

金庫株は、従業員に付与するストック・オプションや企業買収のための株式交換に使うことができます。
また、企業の判断で再び市場に放出(売却)することもできるので、市場に流通する株式の量を調整する手段になります。事業計画に対し資金の余裕がある会社にとっては、将来の株価の下落や意図しない買収への予防策として有効な手段です。

金庫株の消却

金庫株を企業が消却すると、発行済株式数が減少するので、1株当たりの利益や資産価値を向上させることができます。
また、1株当たりの配当金の増加などが期待できるため、株価の下支え効果を期待することができます。

投資家への影響

金融商品取引法では、金庫株の取得は株価に影響を与える可能性があるため、内部者取引(インサイダー取引)規制上の重要事実として規定されています。
金融商品取引所では上場会社に適時開示を要請しています。そのため金庫株の取得に関する情報は原則公表されます。

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