7.投資信託に関する情報収集

購入時

投資信託を購入する前に「投資信託説明書(交付目論見書)」で重要な情報を確認しましょう。

購入時

【投資信託説明書(交付目論見書)】
その投資信託の特徴や今までの実績がまとめられた、いわば履歴書のようなものです。購入前に必ず押さえておきたい投資信託の目的・特色、リスク、運用実績、費用などについて知ることができます。

(参考)購入時に知っておきたい3つのキーワード

①基準価額

基準価額

投資信託の「値段」のことです。投資信託を購入したり、売却する際の基準となる値段で、一般的な投資信託は、通常1日1回更新されます。
投資信託は株式や債券など日々値動きのある資産に投資するので、基準価額は変動します。また、海外の資産に投資している場合は、日々の為替変動の影響も受けることになります。

②純資産総額

投資信託が組み入れられている株式や債券などを時価評価した「資産」(投資対象銘柄時価総額、利益・配当収入等)から「負債」(費用・未払い金等)を差引いた金額です。投資信託の規模を表します。

③分配金

分配金

投資信託の運用によって得られた収益を投資家に分配するお金のことで、投資信託の純資産から支払われます。

購入後

投資は投資信託を購入した後からが本当のスタートだといわれます。投資信託の運用の成果を調べるためには、さまざまな情報を随時チェックすることが大切です。

毎日調べる

毎日調べる

日々変動する基準価額は運用会社やホームページで確認することができます。また、日本経済新聞の「オープン基準価額」など各紙にも掲載されていますので、定期的に基準価額の推移を確認するようにしましょう。

毎月調べる
〔月次レポート〕

毎月調べる

多くの運用会社は、自社が運用する投資信託の基準価額や運用状況をホームページで公開しています。また、販売会社でも同様の資料を確認できます。
☆目論見書や運用報告書に比べて、情報の更新頻度が高いためタイムリーな情報を得ることができます。

決算時に調べる
〔運用報告書〕

決算時に調べる

運用報告書は、決算期にあわせて原則として年1回あるいは年2回運用会社が作成し、投資信託を保有している投資家に販売会社を通じて交付されます。
☆月次レポートに比べて、期中の運用の経過の変化など、よりくわしい情報を得ることができます。