大口投資家の皆様

取引価格/基準価額

ETFには取引価格と基準価額の2つ価格があります。

| 取引価格 |
ETFが実際に取引されている価格です。取引価格は取引所が開いている間、日々変動します。

| 基準価額 |
投資信託が組み入れている資産を時価評価し、配当金や利子を加え、運用管理費用(信託報酬)など経費を差し引いた純資産総額を、その日の口数で割った値段のことです。

ETFの基準価額は、証券会社などの指定参加者が、保有する現物株バスケットを拠出して受益権を得るときの受益権の価値の算定に使われます。

取引価格と基準価額の主な違いは以下の通りです。

取引価格と基準価額

基準価額

市場価格

iNAV

算出頻度

1日1回

取引時間内にリアルタイムで算出

取引時間内に15秒ごとに算出

主な特徴

一時点での時価評価に基づく価格

投資家の需要と供給により形成

市場動向に基づいて算出する基準価額の理論値

証券会社のホームページや、東京証券取引所のホームページなどで確認することができます。

また、日本経済新聞の証券ページの「上場投資信託(ETF)」欄などで前営業日の終値を確認することもできます。

<関連リンク>
東証マネ部!(銘柄検索)

ETFの取引価格はiNAVと呼ばれる理論価格を元に、需給要因などを加味して形成されます。
外国資産に投資するETFの理論価格は、連動対象指数がETFの取引可能時間(日本時間日中)に動いていない場合、同指数の先物価格や為替を元に算出されます。

例えば、2840 iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし)(以下当ETFとします)では、「NASDAQ100指数(配当込み、円ベース)」(配当込みのNASDAQ100指数を円換算したもの)を連動対象指数としています。
ただ、NASDAQ100は米国の株価指数であるため、当ETFが取引される日本時間の9:00~15:30には取引が行われず、指数は動きません。
では、当ETFの価格は何を参考にしているのかというと、NASDAQ100の先物指数です。先物指数は、世界中でほぼ1日中取引が行われているため、日本時間にも動いています。当ETFの理論価格(iNAV)は、このNASDAQ100の先物指数と為替を元に算出されています。

ETFの取引価格は日々の投資家の「売りたい」と「買いたい」のバランスの偏り(需給の動向)にも影響されるため、連動対象指数とは異なる値動きをすることがあります。

前日の終値時点でのETFの取引価格と連動対象指数の騰落率が乖離している場合、翌日のETFの取引価格と連動対象指数の騰落率にも差が出る場合があります。例えば、前日にETFが値幅制限でストップ高またはストップ安となった場合、取引価格が付かず連動対象指数の騰落率と連動しなくなります。この場合、前日に連動できなかった値動きは翌日の価格で調整されるため、翌日も連動対象指数の騰落率との乖離が起こります。

ETFが保有する原資産(株式や債券)などの価格を海外市場での引け値や先物が有れば先物の直近値、日本円との為替レートを考慮し計算され理論価格(iNAV)として東京証券取引所のホームページで公表されています。
この理論価格を元に、日々の投資家の「売りたい」と「買いたい」のバランスの偏り(需給の動向)も加わり、取引価格が決定、変動します。

基準価額は原則、毎営業日の19時までに当社HPの商品詳細ページに掲載されます。

一般的に、分配金が支払われることで基準価額は下落します。

分配金はファンドの信託財産から支払われるため、その分基準価額が下がる要因となります。

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