大口投資家の皆様

分配金/コスト

ETFの分配金は、投資対象としている資産の、決算期間中に発生した利子や配当など(インカムゲイン)の収益から、信託報酬などの運用コストを控除した全額を分配金として支払うよう定められています。
一方で、投資対象としている資産の値上がり益(キャピタルゲイン)は分配金の原資とはなりません。
また、投資信託で見られるような、個別元本を切り崩して分配金を払い出す(特別分配金)ということはありません。

個別株式と同様に、証券会社で4つの受取りの方式から選択できます。

株式数比例配分方式:証券口座で受け取る方式
登録配当金受領口座方式:指定した金融機関口座で一括で受け取る方式
配当金領収証方式:配当金受領証との引き換えにより、ゆうちょ銀行などの窓口で受け取る方式
個別銘柄指定方式:銘柄ごとに指定の振込先口座で受け取る方式

ETFの保有する資産から発生する利子や配当などの金額が決定する時期と、ETFが収益分配を行う決算時期の違いが、ETFの連動対象指数の平均利回りとETFの分配金利回りが完全に一致しない要因となっています。

ETFには、主に売買時、保有中、その他の3つのコストがかかります。

・売買時のコスト
売買手数料(売買委託手数料)
売買手数料は、ETFを売買する際に証券会社に直接支払う手数料です。
売買手数料は証券会社によって異なります。詳細についてはご利用の証券会社にお問い合わせください。

・保有中のコスト
信託報酬(運用管理費用)
ETFの運用・管理にかかる手数料で、ETFの純資産総額に対して一定の割合で日々差し引かれ、基準価額(1日1回算出されるETFの価格)に反映されます。売買手数料と異なり、投資家が別途支払うものではありません。
信託報酬はETFの運用を行う運用会社と、ETFの信託財産を管理する信託銀行に支払われます(投資信託とは異なり、ETFの信託報酬は販売会社には支払われません)。
信託報酬は各ETFで異なるため、HPや目論見書等をご覧ください。

・その他の費用
「監査報酬」や「指数の商標使用料」、「ETF内での有価証券の売買時の売買委託手数料」、「上場時にかかる費用」などがあります。これらの手数料は、ETFの純資産から差し引かれる仕組みです。手数料は各ETFで異なるため、詳細は運用会社のホームページや目論見書のファンドの費用欄などで確認できます。

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