ETF投資を始めてから約1ヶ月経ちましたね。運用結果はどうなっているでしょうか…!
私もちゃんとした結果を見るのは今日がはじめてなので、ドキドキです!
そうなんですね! マーシュさん熱心だから、毎日アプリをチェックしてるかと思っていました(笑)
実は損益を見るのが楽しくて、最初は1日1回チェックしてたんです。でも小林さんから「あまり気にしすぎないように」と言われていたので、最近はあえて見ないようにしていました。
じゃあアプリを開いてみましょう。どうでしょうか…!
結果は…評価損益「プラス1,575円」と出ました!
おお〜! おめでとうございます! 81,900円投資して約1ヶ月で1,575円増えたので、約2.17%プラスですね。
うれしいです! 実は始めてから1週間後くらいに、600円ほど値下がりした時期があって、ちょっと心配してたんですよ。
幸先のいい投資デビューができましたね! 僕が考える理想的な投資は、5〜15年くらいの長期スパンで年率4〜5%ぐらいのリターンを得るイメージです。なので、1ヶ月で2%プラスは、正直めちゃくちゃいい結果だと思いますよ。
やった〜! ちなみに、はじめに値下がりしていた時期があったのはどうしてなんでしょう?
たしかに値下がりしてた時期もありましたよね。調べてみると、どうやらヨーロッパでの政治情勢の不安から、海外市場が下落した関係で、日本市場も株価が下落したという見方があるようですね。
へぇ〜、日経平均株価と連動するETFでも、日本だけじゃなくて海外市場の動きが影響してくるんですね。
世界はつながっているということが、よくわかりますよね。でも、600円も値下がりしたときマーシュさん、怖くなったりしませんでした?
ちょっと心配だったけど、怖いとかは全然ありませんでした! いつかまた上がると信じていたので。それに以前、小林さんから「投資は長期的な目線が大切」と教えてもらっていましたし。
そのマインド、すばらしい! マーシュさんは投資の才能があるかもしれないですね! じゃあ、一時的に株価が下がったのに、最終的に2%プラスまで持ち直したのはどうしてだと思います?
うーん、運用を始めてしばらく経ってからニュースで「37年ぶりの超円安」と言われているのを見たけど、それが関係してたりとか…?
おお、鋭いですね! いろんな要因が考えられますが、僕も円安は大いに関係していると思います。というのは、円安あるあるなんですけど、「円安になると喜ぶ企業」ってあるんですよ。
それってどういうことですか? 円安で困ってるみたいな話はよく聞くけど…。
たとえば自動車や電化製品などを日本で作って、海外に輸出している企業がありますよね。そうした企業は、海外で稼いだ外貨を円に変えるとき、円安だと売上高が増えて、業績がアップし、株価も上がる傾向があるんです。
なるほど。円安ってネガティブなことなのかと思ってたけど、それだけじゃないんだ。投資を始めてから勉強になることばかりです。
今回、はじめて投資をやってみてどうでした?
投資を始めてから、自分なりに銘柄について調べるようになりました! あと仕事場でも、共演者やスタッフの方々と銘柄のことだとか新NISAについて話すようになって、いろんな人たちとつながるツールができた感じで楽しいです。
投資を始めると、自分の視野も、人とのつながりも広がりますよね。僕は「投資で得られるものはお金だけじゃない」という考え方が好きなんです。投資を通して新しい学びがあったり、会話の幅が広がったりするのは、金銭面以外の投資の大きな魅力だと思います。
あと、ほかの銘柄にはまだ投資してないんですけど、アプリで各銘柄のハート部分をタップするとお気に入り登録ができるので、気になった銘柄はチェックしています。
アプリも使いこなしてる! 投資を始めた頃の僕より、マーシュさんは全然優秀ですね。
投資初心者の頃の小林さんってどんな感じだったんですか?
僕が最初に投資を始めたのは今のマーシュさんと同じ23歳のときですが、値下がりにビビって早々にやめちゃったんです。それからしばらく投資から離れていたんですが、もったいないことをしました。「投資はゆっくりだけど着実に資産を増やしていくもの」という原則を理解してなかったんですね。
小林さんにもそんな時代があったんですね! なんだかちょっと安心というか、親近感が湧きました(笑)
だからこそ今、長期投資の重要性を発信しているというわけなんです。最後にマーシュさんに、これからも投資を続ける上で知っておくとためになる「分散投資」の考え方をお伝えしておきますね。
最後のレクチャー、お願いします!
以前もお伝えしたように、いろんな銘柄に投資することでリスクを分散させる「分散投資」の考えが大切です。分散投資には「資産分散」「時間分散」「地域分散」の3つがあります。資産分散とは、1つの資産だけで運用しないこと。たとえば、株式だけじゃなく、債券や不動産、金など投資先を分散させることで、1つの資産の状況が悪くなっても、他の資産がカバーしてくれることが期待できますよね。
野球に例えると、4番バッターがスランプでも他の人が打ってカバーするみたいな感じですか?
いい例えですね! もう1つの時間分散とは、一度にドカンと大金を投資するんじゃなくて、毎月決まった金額を何回かに分けて投資すること。こうすることで、株価が安いときはたくさんの株を買うことができ、株価が高いときには少ししか買わなくなります。その結果、全体の平均購入価格を下げ、大きな損失を減らすことにつながるんです。
つまり、一定の金額で投資を続けることで、リスクを軽減できるということですね。
そういうこと! 3つ目の地域分散は、投資先の国や地域を分散させること。ある国の経済状況が悪くなった場合でも、他の地域の通貨を持っていれば、カバーできる可能性がありますよね。
なるほど。私ももう少し慣れてきたら、今投資している「日経225」に加えて、「S&P500」にも毎月ちょっとずつ投資してみようかな。これも日本株と米国株の分散投資ってことですよね。
そうなります。ちなみに、今お話された「日経225」や「S&P500」はインデックス投資と呼ばれるもので、分散投資の代表格とされているんですよ。
ちなみに私が大和アセットマネジメントさんの資産形成アンバサダーとして上場記念の鐘を打たせていただいた「iFreeETF JPXプライム150」って今後どうなりそうですか?
「iFreeETF JPXプライム150」は、2023年に日本証券取引所グループが肝いりで作った指数です。米国株「S&P500」に入っているアメリカの有名企業と同じくらい収益性がある日本の超優良企業150社で構成されているので、今後さらに成長が期待できると思いますよ。
そんなにすごい銘柄だったんですね! ETFの種類もいろいろあるから、もっと勉強していかないとなぁ。
マーシュさんも投資の知識がついてきたし、今後、新しい銘柄に投資するときは、その銘柄に投資する理由や根拠をしっかり説明できるようになれるといいですね。
前にも小林さんがお話されてましたけど、「自分がよくわからないものに投資しない」ってことですよね。
その通り! 投資は未来にならないと結果がわかりません。なので、「国の人口の増加」や「優れたIT企業が多い」など、株式が成長するとされている根拠を自分の頭で考えて、投資先を選ぶことができれば投資家として次のステップに進めると思います。
自分なりに調べたり、いろんな人の話を聞いたりしながら、自分が納得できる投資先を選んでいきたいと思います。小林さん、今回は投資やETFについてたくさんのことを教えていただき、本当にありがとうございました!