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投資適格

投資適格

債券等の格付けでよく使われる「投資適格」とは、「信用リスクの面において投機的ではない」といった程度の意味です。格付会社や金融商品等を取り扱う金融機関が、投資対象の安全性を保証するものではありません。一般に格付けでBBB(トリプルビー)格以上のものが投資適格と呼ばれています。
一方、格付けがBB(ダブルビー)格相当以下のものを、「投機的格付け」と呼びます。

しばしばテレビや新聞、雑誌において、この「投資適格」という言葉が、まるで格付会社や金融機関が安全性を保証しているかのように受け取られかねない、そういう使われ方をする場合があります。
しかし、実際に格付会社が行なうことは、信用力や返済条件等を基に調査対象の債券等を「どの格付けに位置づけるか」決定することだけです。格付けは格付会社が安全性を保証するものではありません。また、投資に適っているかどうかを判断しているわけでもありません。

投資家のリスク許容度や運用方針、ポートフォリオの中身によっては、ある債券の格付けが「投資適格」相当であっても、投資を見送るという判断を、その投資家がくだすべきときもあるでしょう。
格付けが「投機的」と区分けされた債券であっても、リスクとリターンの関係を十分に考慮しながら作られたポートフォリオを保有している投資家ならば、投資すべきであると判断することもあるでしょう。

「投資不適格」?

稀に報道などで使われる「投資不適格」という言葉が、資産運用やリスク管理において使われることは稀です。

格付会社は「格付け」を決定するだけです。格付けは投資の参考になりますが、投資に相応しいかどうかの判断は、投資家自身の役目です。格付会社が投資家にかわって投資に相応しいかどうか判断することはありません。よって債券投資や格付けにおいて「投資不適格」といった言葉が使われることはほとんどありません。また「投資適格」についても、「投機的ではない」といった意味しかありません。

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