信用リスク (クレジットリスク)

クレジットリスクともいいます。債券等の発行体(債券等の発行により資金調達をする国や自治体、企業など)の財務状況が悪化することなどにより、その債券等がデフォルト(利払いの遅延や元本の一部または全部が返済されない状態)に陥る可能性の大きさをいいます。
発行体が同じ債券等でも、利払いや返済の条件等に違いがある場合は、信用リスクについて異なる評価がなされることがあります。

信用リスクと利回り

  • 信用リスクが大きい=心配が多い
    → 相対的に利回りが高い
  • 信用リスクが小さい=あまり心配が要らない
    → 相対的に利回りが低い

投資家は、発行体の信用力に応じた対価を求めることから、一般的に信用リスクが大きいほど債券等の利回りが相対的に高くなる傾向があります。

財務状況がよくない発行体は、状況の良い発行体よりも景気等の影響を受けやすいため、信用リスクが大きい債券等からは景気の悪化時に資金が逃避しやすく、信用リスクの小さい債券等に比べ価格が下落(=利回りが上昇)しやすい傾向があります。
一方で景気が好転してくると、信用リスクの大きな債券等の利回りの高さが注目され、資金が流入し価格が上昇(国債等との利回り格差が縮小)する傾向があります。

信用リスクと海外債券投資

信用リスクの違いが利回りの高低を生むのですが、信用リスクが同じでも利回りが大きく異なることがあります。
例えば、信用力が同程度の国同士であっても、経済政策の違いから金利水準が異なるため、債券等の利回りが異なってきます。信用リスクがわが国の国債と同程度、またはそれ以上の信用力であっても、国債の利回りがわが国よりも高い国もあります。
為替リスクには気をつけなければなりませんが、海外の国債等が注目されるのは、日本国債と比べ利回りが魅力的な場合があるからです。

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