為替予約

将来において外国通貨を購入するあるいは売却する価格(予約レート)、数量を現時点で契約する(予約する)取引をいいます。
この取引を使うと、将来時点における外国為替相場の状況によらず、予約した条件で外国通貨の受け渡しが履行されますので、その後の外国為替相場の変動の影響を受けなくてすむようになります。

為替予約の効果

  • 円換算額の確定
    • 例えば、購入した外国株式の受け渡しが10日後に予定されている場合、10日後を期日とする当該通貨の買い予約(円を外貨に換える予約)を行なえば、支払うべき外貨建て代金の円換算額が幾らなのかを現時点で確定することができます。
    • また、保有している外国債券からの利子受け取りが1カ月後に予定されている場合、1カ月後を期日とする当該通貨の売り予約(外貨を円に換える予約)を行なえば、一旦外貨で受け取る利子の円換算額が幾らなのかを現時点で確定することができます。
  • 為替変動による価格変動の回避
    • さらには、保有している外貨建て資産に相当する額の売り予約をすることで、為替変動によるその外貨建て資産の価格変動を回避する効果があります(いわゆる為替ヘッジ)。
    • 為替ヘッジを目的とする場合は、予約の期日到来後も同様の売り予約を繰り返して行ないます。

為替予約のコスト

為替予約のコストは、2国間(通貨間)の金利差となります。

外国為替予約取引における予約レートは、現時点の(1)外国為替レート(スポット・レート)、(2)当該国金利、(3)円金利、(4)期日までの期間で決まります。
例えば、A国(通貨はドル)について、現時点の外国為替レートが1ドル=100円、A国金利が5%、円金利が1%、期間が1年のとき、予約レートは、1ドル=96.19円となります。
これは、次のように外国通貨の金利で運用した場合と円金利で運用しつつ外国為替予約取引を行った場合の経済効果(損益)が同等となるように予約レートが決まるためです。

今、100万円(現時点の外国為替レート:1ドル=100円)があったとします。1万ドルを1年間A国金利で運用すると、1万500ドルとなります。
一方、外国為替予約取引の買い予約を行った場合、1年後に円金利分の1万円を加えた101万円とさきほどの1万500ドルが経済効果が同等となるように予約レートが決まるので、この予約レートを1ドル=x円とすると、101万円÷x円/ドル=1万500ドルが成立することになり、x円/ドル=101万円÷1万500ドル=96.19円/ドル となります。

外国為替予約取引は、外貨建て資産による運用や貿易などにおいて、ごく普通に行われる取引です。

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