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イールド・カーブ(利回り曲線)

イールド・カーブ(利回り曲線)

信用リスクが同じ程度の債券の場合、一般に残存年数(お金が戻ってくるまでの期間)が同じであれば利回り(イールド)も同じ程度の水準になります。このような利回りと残存年数の関係を表す曲線をイールドカーブ(利回り曲線)といいます。債券市場の金利の状況を示すものとして広く活用されています。

【順イールド】

一般には、長期金利の方が、短期金利よりも高くなります。順イールドとはこのような状況を表す言葉です。

【逆イールド】

過度な金融不安や政策の急激な変化により短期金利が急騰すると、長期金利を短期金利が上回り、カーブが右下がりの形状になることがあります。このような状況を表すとき、逆イールドという言葉が使われます。

【イールドカーブのフラット化】

景気が転換期を迎え、金利水準が今後どう変化するか不透明な場合は、長期金利と短期金利の差が小さくなり、カーブがゆるくなる傾向があります。このような状況を、イールドカーブがフラット化している、と表現します。

【イールドカーブのスティープ化】

将来と足元を比較して、今はまだまだ好調と言えないけれども、徐々に将来の見通しが明るくなってくるような状況では、長期金利が上昇し、短期金利との差が拡大することがあります。イールドカーブのスティープ化とは、このような状況を指します。

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