ブラジル⾦融政策(2020年5月)

  • マーケットレター
  • 2020年05月
0.75%ポイントの⼤幅利下げ

新型コロナウイルス問題に対して⼤幅利下げで対応

ブラジル中央銀⾏は5月6日(現地)、全会⼀致で政策⾦利を3.75%から3.00%に引き下げました。中央銀⾏は前回会合で追加利下げは経済データ次第としていましたが、新型コロナウイルスによる経済活動への影響は想定以上であったことから、7会合連続となる利下げを実施しました。声明文では、新型コロナウイルスの流⾏が世界経済の⼤幅な減速を招き、商品価格の下落や、資産価格の変動率の⾼まりにつながっていると述べられています。また、インフレ⾒通しについては前回会合から鈍化させており、中央銀⾏のインフレターゲットの下限を下回ると想定しています。次回の⾦融政策については、今回ほど⼤幅ではないものの、最後の⾦融調節を想定しているとしています。

足元のブラジルでは、新型コロナウイルスの感染が拡⼤する中で、実体経済への悪影響が懸念されています。新興国の資⾦流出懸念は徐々に後退しつつあるものの、経済指標の悪化や主要閣僚のモロ法相が辞任したことによる政治不安の⾼まりなどからブラジル・レアルは過去最安値圏で推移しています。しかし、低インフレ環境を背景に、政策当局は財政・⾦融政策を⾏う余地があり、景気の落ち込みを抑制することができるとみています。また政治問題に関しても、ゲデス経済相の継続や⼀定の⼤統領⽀持率が⾒られることから、現政権の崩壊は⾒込みにくいとみています。それでも目先は、感染拡⼤が収束するまでの時間軸や経済への影響などの不透明感は依然として強く、当面は、感染状況や実体経済への影響、そして政権運営に注意を払っていく必要があります。

政策⾦利とインフレ率の推移(政策⾦利︓2013年1月31日から2020年5月7日)(インフレ率︓2013年1月〜2020年3月)
(出所)ブルームバーグ
為替の推移(2019年5月7日から2020年5月7日)
(出所)ブルームバーグ
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