オーストラリア⾦融政策(2019年5月)

  • マーケットレター
  • 2019年05月
利下げ予想が⾼まるも、RBAは政策⾦利を据え置き

労働市場のさらなる改善の必要性を指摘

2019年5月7日(現地)、RBA(オーストラリア準備銀⾏)は政策⾦利を1.5%に据え置くことを決定しました。4月下旬に公表された2019年1-3月期のインフレ率が下振れたため、直前の市場予想は据え置きと利下げが拮抗していました。基調的なインフレ率は数年来、RBAの目標値である2〜3%の下限を恒常的に下回っていますが、RBAは直近のインフレ率が予想を顕著に下回ったと率直に記しています。もっとも、公共投資、資源セクターの活動の高まりに支えられ、今後1、2年のGDP(国内総生産)成⻑率は2.75%前後に達し、インフレ率は2020年にかけて2%へ緩やかに上昇するとの⾒通しを、RBAは堅持しています。
RBAは声明⽂の最終段落の記述を⼤幅に変化させ、経済には依然として余剰な資源があり、インフレ目標の達成には労働市場のさらなる改善が必要との⼀⽂を明記しました。すなわち、現在5%の失業率が今後低下しないようであれば、利下げの可能性が高まるとの示唆です。もっとも、既に年内の利下げの可能性を相当に織り込みつつ、市場⾦利は低下し、豪ドルも下落しています。結果的に、緩和的な⾦融環境が景気を下支えすることで、逆に当⾯の利下げの必要性は低下すると考えられます。世界経済、資源価格が安定的に推移すれば、豪ドルの⼀段の下落は回避されるでしょう。

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