インドネシア⼤統領選挙

  • マーケットレター
  • 2019年04月
~速報では現職ジョコ⼤統領が続投へ~

市場への影響は短期的には限定的

2019年4月17日(現地、以下同様)に実施されたインドネシア⼤統領選挙と議会選挙は、開票作業が同日開始されました。⺠間の調査機関によると、⼤統領選挙において現職のジョコ⼤統領が勝利する⾒込みと速報で報じられています。今回の⼤統領選挙は現職のジョコ⼤統領と、陸軍特殊部隊の元司令官で最⼤野党グリンドラ党の党首、プラボウォ氏の⼀騎打ちで、前回2014年の⼤統領選挙でも同じ2人が戦い、接戦の末、ジョコ氏が53%の得票率で勝利しました。今回の選挙においても、有⼒な調査機関による⽀持率調査では、⼀貫してジョコ氏がリードしていました。選挙管理委員会による公式な結果が発表されるまでには数週間かかるものの、過去の経験則から速報の信頼性は高いとみています。プラボウォ氏はかねてから有権者名簿に不正があると非難していたため、開票結果に異議を唱える可能性もありますが、劣勢を覆すには至らないと考えています。
議会選挙では、ジョコ氏率いる闘争⺠主党を中⼼とする与党連合が国⺠議会で過半数の議席を獲得すると予想されています。⾦融市場では、⼤統領選挙と議会選挙でいずれも与党陣営が優勢と予想されていたことから、短期的な市場への影響は限定的とみています。

インドネシア・ルピア資産は堅調な推移が⾒込まれる

インドネシアのインフレ率は⾜元低位で推移していますが、中央銀⾏のペリー・ワルジヨ総裁は、引き続き⾦融安定性の維持と経常⾚字の削減が主要目標だと強調し、外部環境を注視するとして、⾦融緩和観測をけん制しています。当社は、通貨安への警戒感を背景に、次回4月25日に⾏われる⾦融政策決定会合では政策⾦利は据え置かれるとみています。
2018年の新興国市場の逆風となっていた⽶国の⾦融引き締め姿勢が後退していること、中央銀⾏の通貨防衛姿勢が維持されていること、⼤統領選挙および議会選挙を無事に通過したことなどが、インドネシアの⾦融市場をサポートすると考えています。
⻑期的な視点では、政権継続により安定した経済成⻑戦略や構造改⾰が期待されます。⼀例として、都市部の渋滞解消を企図して開通した地下鉄開発などの成⻑戦略が今後も進展していくことが予想されます。

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