オーストラリア⾦融政策(2019年4月)

  • マーケットレター
  • 2019年04月
~米国に連れて低下する市場⾦利が反転すれば、豪ドルは反発へ~

中⽴的な⾦融政策姿勢は実質的に不変

2019年4月2日(現地)、RBA(オーストラリア準備銀⾏)は市場予想通り政策⾦利を1.5%に据え置くことを決定しました。年明け以降、先進国の主要中央銀⾏が次々と政策姿勢を緩和⽅向へ傾斜させるなか、先週はRBNZ(ニュージーランド準備銀⾏)が「次の⼀手」は利下げの可能性が⾼いことを明⾔しました。RBAも2018年4月以降ほぼ全ての会合の議事録で、⾦融政策の「次の⼀手」は利上げと記してきましたが、2019年2月の議事録から、利上げと利下げの可能性は均衡しているとし、中⽴姿勢に変化しています。
今回の声明文では、物価⾒通しならびに⾦融政策姿勢に目⽴った変化は認められませんでした。ただし、2018年2月以降⼀⾔⼀句同じであった、声明文の最終段落の記述がわずかに変化し、「経済動向を引き続き注視し、⾦融政策を定める」との表現が追加されました。幾分慎重な姿勢の反映と解釈できます。
利下げの可能性を織り込みつつ、10年国債利回りは⽶国に連れて低下し、現在2%を下回っています。確かに、住宅市場や個⼈消費に弱さは⾒られますが、雇用情勢は堅調なままで、既に緩和的な⾦融環境が景気の下支えとして働くことや、中国の経済指標の⼀部に改善の兆しがうかがえることから、現実に利下げが必要となる可能性は現時点では低いと考えられます。市場の利下げ期待が後退し、市場⾦利が早晩反転上昇すれば、⾦利に連動して下落している豪ドル円の反発も期待できます。

オーストラリアの金利と為替

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