トルコ統一地方選挙速報と足元の投資環境

  • マーケットレター
  • 2019年04月
目先の材料を消化も、エルドアン⼤統領の政策運営を注視

統一地方選挙通過は安⼼材料

3月31日(現地)、トルコで統⼀地方選挙が実施されました。市場で注目されていた主要都市の市⻑選挙については、首都アンカラでは与党AKP(公正発展党)の敗北が確実となっているほか、イスタンブールでは与野党がともに勝利宣⾔をするなど⼤接戦となっています。今回の選挙は現政権に対する信任投票という意味合いを持ち、トルコ経済が減速する中、AKPは厳しい選挙戦を強いられると予想されていました。
足元でトルコ株・債券は⼤きく下落しています。統⼀地方選挙を控え、エルドアン⼤統領がトルコ・リラの下落を防ぐために国内⾦融機関にトルコ・リラの貸し出し抑制圧⼒を強めた結果、トルコ・リラの流動性が枯渇するとの懸念が⾼まったためです。
市場が警戒していた統⼀地方選挙を通過したことはトルコ資産に⼀定の安⼼材料となりそうです。また、⽶国の⾦融政策スタンスが中⽴化したことも、トルコをはじめとして、新興国市場への追い風になると期待されます。リスク要因としては、エルドアン⼤統領がトルコ中央銀⾏に対して利下げ圧⼒を⼀層強める可能性や、追加の景気浮揚策による財政悪化の可能性が挙げられます。このため、エルドアン⼤統領の⾔動や政策運営には引き続き注意を払う必要があると考えています。

為替の推移
金利と株価の推移

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