米国金融政策(2020年7月)

  • マーケットレター
  • 2020年07月
新型コロナウイルスの感染第2波による経済活動の弱まりを懸念

9月には金融政策の新たな枠組みの下、金融緩和は実質的に強化へ

2020年7月28、29日(現地)開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、政策金利であるフェデラル・ファンド・レートの誘導レンジが0~0.25%に据え置かれました。「経済が最近の出来事を切り抜け、最大雇用と物価安定の目標を達成するための軌道に乗っていると確信するまで」、政策金利を据え置く方針です。国債と住宅ローン担保証券の新規の購入も、今後数カ月間は少なくともそれぞれ月800億米ドル、400億米ドルの現行ペースで継続することが決定されました。いずれも市場予想通りの結果です。
6月半ば以降、米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が急増するなか、一部の経済指標が軟化しており、パウエル議長は経済活動の回復の勢いが弱まることへの懸念を示しつつ、今後の経済の道筋が新型コロナウイルスの動向に大きく依存することを強調しました。3月以降、積極果敢な金融緩和が繰り出されており、大規模な財政政策と相俟って金融市場は落ち着きを取り戻していますが、経済活動の水準はコロナ前を大きく下回っており、取り分け、雇用情勢の悪化は著しく、継続的な政策支援が必要な状況です。
昨年初から進められている金融政策の枠組みの見直しは「近い将来」に完了する見通しで、恐らくは次回9月のFOMCで、政策変更をインフレ率と紐付ける新たな枠組みの下、金融緩和が実質的に強化されそうです。政策金利は現在の実効下限が、長期金利も低水準が長期化すると見込まれます。

政策金利と長期金利(2016年1月初から 2020年7月29日)
(出所)ブルームバーグ
FRBのバランスシート (2019年1月初から 2020年7月22日)
(出所)FRB(米国連邦準備制度理事会)
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