オーストラリア金融政策(2020年4月)

  • マーケットレター
  • 2020年04月
臨時会合での決定事項を再確認

依然として先行きの不確実性は高いものの金融政策は十分に機能

RBA(オーストラリア準備銀行)は4月7日(現地、以下同様)の金融政策会合において、3月18日に開催(翌19日に発表)した臨時会合での決定事項を再確認するにとどめ、政策の変更は行いませんでした。なお、3月18日の臨時会合では、追加利下げに加えて3年国債利回りを0.25%近傍で推移させるために国債等を購入するイールド・カーブ・コントロール政策の導入などを決定していました。

今回の声明文では、「オーストラリア経済の短期的な見通しは不確実性が高いものの、4-6月期の落ち込みが非常に大きく、失業率は長年の中で最高水準まで上昇するだろう」と述べる一方、「各中央銀行の対応によって数週間前より金融市場が効果的に機能している兆候がある」、「国債の購入額を縮小することや購入頻度を落とす必要が生じる可能性がある」と、これまでの政策対応に自信を深めている様子です。

3月19日以降、オーストラリアの3年国債利回りは目標である0.25%近傍での推移が続いており、長期金利も足元で落ち着きを取り戻しています。それに応じてRBAによる国債・準政府債の購入額も縮小傾向にあります。RBAが購入している国債の年限が短中期ゾーンに偏っていることなどに鑑みれば、RBAとしては一段の長期金利の低下は望んでいないと考えられます。一方で、今後、もし財政悪化への懸念などから金利に上昇圧力が加わるようなことがあれば、RBAは国債等の購入額を増やしたり購入する国債等の年限を伸ばしたりなどの柔軟な対応を取るでしょう。当面、債券市場は安定した状態が続くと見込まれます。

オーストラリアの政策金利と国債利回りのグラフ 2019年1月初から2020年4月7日
(出所)ブルームバーグ
 RBAによる国債・準政府債の購入額のグラフ 2020年3月20日から2020年4月6日
(出所)RBA
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