4月1⽇の⽶国株式市場の下落について

  • マーケットレター
  • 2020年04月
新型コロナウイルスによる⽶国での死者増加を不安視

⽶国での感染拡大が継続、今後の死者数に厳しい予測も

4月1日(現地、以下同様)の米国株式市場は、NYダウ、S&P500、ナスダック総合の主要3指数がそれぞれ4.4%程度下落しました。米国において新型コロナウイルスによる死者が4000人を超え、2001年9月の同時テロによる死者を上回ったことや、トランプ⼤統領が3月31日の記者会⾒で、⾏動制限などの対策を講じたとしても死者が10万人〜24万人に達する恐れがあると示し、今後「とても厳しい2週間に向かう」と述べたことで、投資家の不安⼼理が⾼まりました。⺠間の雇用者数や企業の景況感を示す指数など、4月1日発表された米国経済指標は、事前の⾒通しほどには悪化しませんでしたが、調査時期などの関係で新型コロナウイルス問題がまだ十分に反映されていないと解釈され、市場ではあまり材料視されませんでした。

米国における新型コロナウイルスの日々の感染者数は、まだ増加傾向にあり予断を許さない状況です。⼀方、欧州で最も累計の感染者数が多いイタリアでは、日々の感染者数が減少に転じたとの⾒方が強まりつつあります。イタリアが感染抑制に成功すれば、現在まだ感染拡⼤が続いている他の欧米諸国についても、いずれは感染が抑制されるとの観測が強まり、市場も感染拡⼤ピークアウト後を織り込み始める可能性があると考えられます。

⽶国の株価指数と⻑期⾦利のグラフ 2016年1月初から2020年4月壱日
(出所)ブルームバーグ
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