カナダの臨時金融政策会合

  • マーケットレター
  • 2020年03月
利下げに加えてCPと国債の購入を決定

政策金利は下限に到達し、さらに量的緩和政策に踏み切る

2020年3月27日(現地、以下同様)、カナダ銀行(中央銀行)は臨時の金融政策会合を開催し、政策金利を0.75%から過去最低に並ぶ0.25%に引き下げることを発表しました。声明文では、新型コロナウイルス問題に対してカナダの金融システムと経済をサポートすることが目的だと述べられています。3月4日、3月13日に発表された各0.50%ポイントの利下げを含め、わずか1カ月足らずで1.50%ポイントの利下げが実施されたことになります。米国など他の先進国と足並みをそろえる事実上のゼロ金利政策です。

さらに、CP(コマーシャルペーパー)と国債の購入プログラムを発表しています。CP購入については、今後12カ月間、満期3カ月以内の高格付けのものに限って実施されます。国債購入については、4月1日から、全ての年限を対象に、1週間あたり最低50億カナダ・ドル規模のペースで行われます。状況に応じて購入額等は調整されるものの、景気回復が十分に進行するまで継続される予定です。

また、声明文で「カナダの経済と金融システムをサポートし、インフレ率を目標圏内に維持するために、必要に応じてさらなる行動を取る準備ができている。」と状況に応じて追加緩和も辞さない構えです。ただし、ポロズ総裁は、記者会見でマイナス金利導入の可能性について質問された際に、金融システムにマイナスの影響をもたらす恐れがあるとして否定的な見解を示しており、他国の状況に鑑みてもさらなる利下げの可能性は低いでしょう。追加的な措置として、国債の購入額を増やすことやMBS(住宅ローン担保証券)など買い入れ対象を拡大させることが考えられます。新型コロナウイルス問題に関する不確実性は依然として大きいですが、今後もあらゆる手段を講じてカナダ経済を強力に支援することが期待されます。

カナダの政策金利と長期金利(2010年1月初~2020年3月23日)
主要中銀の政策金利の比較
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