インドネシア⾦融政策委員会

  • マーケットレター
  • 2020年03月
2カ⽉連続で0.25%ポイントの利下げ

利下げによる通貨下落圧⼒を⾦融市場安定化策の強化で抑制

3⽉19⽇(現地、以下同様)、インドネシア銀⾏(中央銀⾏)は政策⾦利である7⽇物リバースレポレートや⾦利コリドーの上限、下限となる貸出ファシリティ⾦利、預⾦ファシリティ⾦利を、2カ⽉連続で0.25%ポイント引き下げ、それぞれ4.50%、5.25%、3.75%にしました。中銀は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡⼤が景気にもたらす悪影響を引き続き懸念し、国内経済成⻑のモメンタムを維持するための予防的な措置と説明しました。また、2020年の経済成⻑率⾒通しを従来の5.0-5.4%から4.2-4.6%へ引き下げたものの、2021年は5.2-5.6%へリバウンドするとの⾒⽅を⽰しました。

⼀⽅で、利下げが同国債券の投資魅⼒を薄めることで、新たな通貨安圧⼒という副作⽤が⽣じるため、それに対処するために、3⽉2⽇に導⼊した⾦融市場安定化策をさらに強化しました。具体的には、スポット為替、国内為替先渡し取引(DNDF取引)、国債市場での「トリプル介⼊」をさらに強化することや、為替スワップオークションの種類や頻度を⾼めるなど、市中の⽶ドルおよびルピアの流動性を維持するための様々な政策が含まれています。

政府は、新型コロナウイルス問題の影響を和らげるために、早くも2⽉26⽇に観光業への⽀援策に踏み出しました。その後3⽉13⽇にも税制上の優遇や輸出⼊⽀援を柱とする景気刺激策第2弾を発表し、⾜元は景気刺激策第3弾も観測されています。中銀と政府の政策総動員による経済、市場安定化策は、新興国の中でも積極的で、景気の下振れリスクを和らげ、市場のボラティリティ抑制に寄与すると期待されます。

インドネシアの政策⾦利(2017年1⽉初〜2020年3⽉20⽇)
インドネシアの為替レート(2017年1⽉初〜2020年3⽉20⽇)
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