ニュージーランドの臨時金融政策会合

  • マーケットレター
  • 2020年03月
量的緩和政策の導入を決定

今後12カ月で最大300億NZドルの国債購入を表明

2020年3月23日(現地、以下同様)、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)はいわゆる量的緩和政策である大規模資産購入プログラム(LSAP:LargeScaleAssetPurchaseprogramme)の導入を発表しました。具体的には、「今後12カ月でNZ国債を最大300億NZドル購入する」方針で、買い入れ対象は幅広い年限になります。

RBNZは3月16日に0.75%ポイントの利下げを発表した際、「現時点では、追加の金融刺激策として国債購入が最良の手段であると委員会は同意している」と述べており、また、3月19日にRBA(オーストラリア準備銀行)が国債買い入れ策を発表していたため、量的緩和の導入自体にサプライズはありません。ただし、金額は市場の想定を上回ったと言えそうです。発表を受けて、ニュージーランドの国債利回りは中長期ゾーンを中心に大きく低下しました。声明文において、16日の利下げにも関わらず金利が大きく上昇していることに懸念を示していたため、23日の金融市場の反応はRBNZの期待通りだと思われます。

政府は3月17日に新型コロナウイルス問題に対して121億NZドル規模の経済支援策を発表しましたが、追加の政策も辞さない構えです。現時点で可能性は低いと考えていますが、再び市場金利が大きく上昇するようなことがあれば、RBNZは国債買い入れの増額で対応することになるでしょう。今後も金融・財政政策を総動員し、新型コロナウイルス問題の動向に応じて経済を強力に支援することが期待されます。

ニュージーランドの国債利回り(2019年1月初~2020年3月23日)
NZドルの対円・対米ドルレート(2019年1月初~2020年3月23日)
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