3⽉18⽇の⽶国株式市場の下落について

  • マーケットレター
  • 2020年03月
新型コロナウイルス問題の⻑期化懸念

政策総動員にも拘わらず投資家による⼿元資⾦確保の動きが⽌まらず

3⽉18⽇(現地、以下同様)の⽶国株式市場は、NYダウ、S&P500、ナスダック総合の主要3指数が、それぞれ6.30%、5.18%、4.70%下落しました。下落の要因としては、(1)カナダとの国境の⼀時遮断や⼤⼿⾃動⾞メーカー3社の国内⼯場の⼀時閉鎖などの発表を受けて、新型コロナウイルス問題の⻑期化による経済活動の落ち込みが懸念されたこと、(2)FRB(⽶国連邦準備制度理事会)が緊急利下げでゼロ⾦利政策を復活させ、政府は現⾦給付を含む1兆ドル超の⼤規模な経済対策定を打ち出すなど、⾦融・財政政策が総動員されているものの、景気下⽀えには効果が乏しいとの悲観的な⾒⽅が強まったこと、(3)原油価格の⼤幅な下落による⽯油関連企業の信⽤⼒低下懸念が投資家⼼理を悪化させたこと、などがあげられます。

⼀⽅、株式市場の不安定さが続いている理由としては、(1)新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌策の効果が、いつ現れるか分からないこと、(2)感染拡⼤防⽌策は経済活動抑制策でもあり、⾦融・財政政策への期待を相殺していること、(3)財政政策は⽀出が始まっておらず、まだその効果が実感できないこと、などが考えられます。したがって、まずは経済活動に悪影響があっても強⼒な感染拡⼤防⽌策を実⾏し、早急に感染拡⼤の鈍化を実現することが必要です。ここ数⽇、各国が実⾏している感染拡⼤防⽌策は、その趣旨に沿ったものと思われます。感染拡⼤が鈍化すれば、各国が打ち出しているリーマンショック時並みの⾦融・財政政策が、景気の後退阻⽌、回復促進に⼤きな効果を発揮すると予想されます。

⽶国の株価と⻑期⾦利(2016年1⽉初〜2020年3⽉18⽇)
原油価格(2016年1⽉初〜2020年3⽉18⽇)
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