3月16日の米国株式市場の下落について

  • マーケットレター
  • 2020年03月
前日の緊急利下げも、投資家の不安心理を払拭できず

景気の先行き不透明感強まり、リスク回避や現金化の動きが加速

3⽉16⽇(現地、以下同様)の⽶国株式市場は、NYダウ、S&P500、ナスダック総合の主要3指数が、いずれも12%前後下落しました。下落の要因としては、(1)ニューヨーク市でレストランの運営制限や公立学校の休校が発表されるなど、新型コロナウイルスへの対応で経済活動の制限が強まったこと、(2)トランプ大統領が新型コロナウイルスの流行が7-8月まで続く可能性や、景気後退の可能性に言及したこと、(3)3月のNY連銀製造業景況指数が2009年以来の水準に急低下し、経済への悪影響が材料を伴って示されたこと、などが考えられます。このような状況を受け、投資家の景気に対する先行き不安が強まり、また当面の手元資金を確保しようという動きなども加わり、株式市場への売り圧力が大幅に強まったとみられます。

足元の株式市場は、新型コロナウイルス問題の経済への影響を冷静に評価するというよりは、不安心理や現金確保の動き、下落トレンドに追随する動きなどで左右されているように見受けられます。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている間は致し方ないでしょう。しかし、欧米でも大規模な移動制限など感染拡大抑制策が本格的に実施され始めたことで、いずれ感染拡大ペースの鈍化がみられると考えられます。その際は、冷え込んだ投資家心理が急速に回復する可能性もあると思われます。

米国の株価指数と長期金利(2016年1月初~2020年3月16日)
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