3⽉9⽇の⽶国株式市場の下落について

  • マーケットレター
  • 2020年03月
新型コロナウイルス懸念と原油価格急落が株価下落を加速

ニューヨーク株式市場は⼀時取引停⽌

3⽉9⽇(現地、以下同様)の⽶国株式市場は、アジア、欧州等、各国株式市場が⼤幅安となった流れを引き継ぎ、NYダウ、S&P500、ナスダック総合の主要3指数がいずれも7%を超える下落になりました。ニューヨーク株式市場では、2013年に現⾏ルールとなって以来、初となるサーキットブレーカー(相場が急激に動いた際、取引を⼀時中断することで、投資家に冷静な判断の機会を与える措置)が発動されるなど、ややパニック的な状況に陥りました。株価急落の要因としては、以下のような点があげられます。

  • 新型コロナウイルスの欧⽶での感染拡⼤。⽶国では複数の州が⾮常事態を宣⾔しているほか、イタリアでは感染者とともに死者も急増しており、市場参加者の不安が⾼まったとみられること。
  • 「OPECプラス」会合での原油減産交渉の決裂。ロシアが減産を拒否し、サウジアラビアが増産に転じる姿勢を⽰したことで、原油価格が急落し、⾦融市場全般への悪影響が懸念されたこと。
  • 投資家のリスク回避姿勢の強まり。⽶国の⻑期⾦利が急低下するなど「質への逃避」が加速したこと。

当⾯の株式市場は、新型コロナウイルス問題への懸念から不安定な推移が続くと考えられます。ただし、先⾏して感染者が発⽣した中国や、韓国、⽇本の状況などをみると、適切な感染防⽌策が実施されれば感染拡⼤の抑制は⼗分可能とみられます。各国の感染拡⼤ペースが鈍化してくれば、市場では各国が打ち出している経済⽀援策の効果発現への期待が急速に⾼まる可能性もあると考えられます。

⽶国の株価と⻑期⾦利(2016年1⽉初〜2020年3⽉9⽇)
原油価格(2016年1⽉初〜2020年3⽉9⽇)
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