3⽉5⽇の⽶国株式市場の下落について

  • マーケットレター
  • 2020年03月
新型コロナウイルスへの懸念が再燃

新型コロナウイルスのニュースに神経質な状況が継続

3⽉5⽇(現地、以下同様)の⽶国株式市場はNYダウ、S&P500、ナスダック総合の主要3指数がいずれも3%を超える下落になりました。下落要因としては、以下のような点があげられます。

  • カリフォルニア州で新型コロナウイルスによる初の死者が発⽣し、同州において3⽉4⽇に⾮常事態宣⾔が発表されたことで、⽶国内での感染拡⼤への警戒感が⾼まりました。ワシントン州での死者増加やニューヨーク州での感染拡⼤も報告されました。感染拡⼤・⻑期化による景気悪化懸念が再燃する中、投資家のリスク選好意欲が後退したとみられます。
  • ⽶国の⻑期⾦利が過去最低⽔準まで低下するなか、利ざや縮⼩への懸念から銀⾏株が⼤きく下落しました。IATA(国際航空運送協会)は、新型コロナウイルス感染拡⼤による影響から、2020年の航空旅客収⼊が630億〜1,130億ドル減少する⾒通しを⽰しました。旅⾏需要減少による業績への懸念から、航空会社の株式が⼤きく下落しました。
  • ⽶⼤統領選の⺠主党候補を選ぶ予備選・党員集会でバイデン前副⼤統領が躍進したことを受け、前⽇の株式市場は急騰しており、その反動による下落という側⾯もあると考えられます。

ここ1週間ほどNYダウが連⽇1,000ドル前後の変動を⽰すなど、株式市場は新型コロナウイルスの動向に⾮常に神経質な状況が続いています。引き続き3⽉中には問題終息への⽅向性が⾒えてくると想定していますが、当⾯は、各国による感染拡⼤の抑制に向けた取り組みと、その効果を⾒守る状況が続きそうです。

⽶国の株価と⻑期⾦利(2016年1⽉初〜2020年3⽉5⽇)
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