⽶国リート市場の動向と今後の⾒通し

  • マーケットレター
  • 2020年03月
⽶国経済の底堅さと低⾦利環境の継続が下⽀えに

新型コロナウイルスの感染拡⼤懸念により下落

2020年の⽶国リート市場は、2⽉21⽇(現地⽇付、以下同じ)まで堅調な推移となっていたものの、新型コロナウイルスの感染者がイランやイタリアなど中国以外の国々で増加したことや、25⽇にはCDC(⽶国疾病対策センター)が⽶国内で感染が広がるのは時間の問題だと強く警告したこと、WHO(世界保健機関)がパンデミック(世界的な⼤流⾏)の可能性に⾔及したことから、投資家⼼理が急激に悪化し、グローバルな株式市場の下落とともに、2⽉の最終週に⼤幅に下落しました。

⽶国リートにとって好ましい市場環境が続く⾒通し

同時に、景気悪化を抑⽌すべくFRB(⽶国連邦準備制度理事会)が利下げを再開するとの観測が強まったことから、⽶国の⻑期⾦利は過去最低⽔準まで低下しました。実際のところ、FRBのパウエル議⻑は28⽇、「政策ツールを⽤いて、経済を⽀えるために適切に⾏動するだろう」とする緊急声明を発表し、市場の利下げ観測をさらに強め、3⽉3⽇には0.5%の緊急利下げを⾏いました。

⽶国の利下げ再開などにより、当⾯の間世界的な低⾦利環境が続くと⾒込まれる中で、世界的に⾜元の債券利回りが急低下していることは、⽶国リートのような相対的に魅⼒的な配当利回りを提供する質の⾼い資産クラスに対する需要を徐々に強めていくとみており、他資産に⽐べて良好なパフォーマンスが期待できると考えます。

⽶国リートの多くは国内事業に関連したものが多いため、相対的に⽶国外の悪材料の影響を受けにくい資産クラスとなっています。また好調な需要に対して、供給の増加は総じて穏やかなペースであり、安定的なキャッシュフローの増加が⾒込まれます。

セクター別では、⼈⼝の増加に加えて、雇⽤と賃⾦の健全な増加が維持されている賃貸住宅や、⽶国のみならず世界的にデータの取扱量の急増の恩恵をうけるデータセンター等のパフォーマンスが相対的に⾼くなると考えています。

米国リート市場と長期金利の動きのグラフ 2019年6⽉末から2020年3⽉3⽇
(出所)ブルームバーグ

※ 当資料は、コーヘン&スティアーズ・キャピタル・マネジメント・インクのコメントを基に大和投資信託が作成したものです。

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