オーストラリア金融政策(2020年3月)

  • マーケットレター
  • 2020年03月
0.25%ポイントの利下げ

新型コロナウイルスの感染拡大に対する措置

2020年3月3日(現地)、RBA(オーストラリア準備銀行)は政策金利を0.75%から0.50%に引き下げることを発表しました。RBAは声明文で、利下げに至った背景を新型コロナウイルスの感染拡大に対して経済を支えるためだと説明しています。なお、同問題の与える影響の大きさや期間を予測するのは困難だと述べており、追加利下げの有無は今後の状況次第と言えそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の下振れリスクや金融市場におけるリスク回避姿勢の高まりを受け、2月28日にFRB(米国連邦準備制度理事会)が利下げを示唆する声明を発表したことで、RBAも今会合で利下げするとの見方が急速に高まっていました。そのため、発表直後の金融市場の反応は限定的でした。

次回会合の4月7日までには、新型コロナウイルスが経済へ与える影響が明らかになることで追加利下げが必要か否かがはっきりしてくると思われます。当社では、新型コロナウイルスの終息が見通せる状況になることで、市場の追加利下げ期待は後退し、豪ドルが上昇する可能性が高まると考えています。ただし、もし終息が見通せず世界経済への影響が深刻になれば、RBAは早期に追加利下げを実施することになり、量的緩和の導入も現実味を増してくると思われ、豪ドルの上値が重くなると考えられます。そのため、新型コロナウイルスの世界的な感染状況やそれに対する金融市場の反応を注視する必要がありそうです。

金利先物が織り込む今会合での利下げ確率の変化(2020年1月1日~2020年3月2日)
オーストラリアの金利と為替(2016年1月1日~2020年3月3日)
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