J-REIT市場の現状と⾒通し

  • マーケットレター
  • 2020年03月
新型コロナウイルス感染拡⼤懸念で⼤幅下落

新型コロナウイルスの感染拡⼤懸念でJ-REITも⼤幅に下落

新型コロナウイルスの感染拡⼤懸念で、投資家のリスク回避姿勢が強まり、東証REIT指数(配当込み)は2⽉に▲8.5%と⼤幅に下落しました。中国以外での感染拡⼤や国内でも全国的な休校の要請など活動⾃粛の動きが強まり、景気・業績の悪化懸念が台頭してきたことが下落加速につながったと考えられます。

中国当局による団体旅⾏禁⽌の影響を含めた訪⽇外国⼈客数の減少に加えて、出張や旅⾏の⾃粛による⽇本⼈宿泊者の減少がホテル関連銘柄の業績に与える悪影響が懸念されます。ただし、J-REITの保有物件に占めるホテルの⽐率は10%以下(取得価格ベース)で、J-REIT全体への影響は限定的です。

J-REIT市場の利回り⾯での魅⼒が再び⾼まる

今後は、感染者数の増加ペースがいつごろ鈍化してくるかに注⽬しており、今のところ、3⽉中にそのような状況が表れてくると想定しています。新型コロナウイルス感染拡⼤の経済への影響が短期間にとどまるようであれば、オフィスや住宅、物流施設などへの影響は⼩さいと考えます。

指数下落と国債利回りの低下により、東証REIT指数の分配⾦利回りと国債利回りとの差は2⽉末に3.97%まで拡⼤しました。J-REIT市場の利回り⾯での魅⼒が再び⾼まり、下値余地は⼩さくなっていると⾒ています。感染者数の増加ペースの鈍化が⾒えれば、J-REIT市場の反発が期待できると考えています。

東証REIT指数の推移( 2019年1⽉初〜2020年02⽉28⽇)
東証REIT指数の分配⾦利回りの推移( 2019年1⽉初〜2020年02⽉28⽇)
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