メキシコ⾦融政策(2020年2⽉)

  • マーケットレター
  • 2020年02月
メキシコ銀⾏は0.25%ポイントの利下げを実施

メキシコ銀⾏は5会合連続の利下げ

メキシコ銀⾏(中央銀⾏)は2⽉13⽇(現地)、全会⼀致で政策⾦利を0.25%ポイント引き下げ、7.00%とすることを決定しました。利下げは2019年8⽉以降、5会合連続であり、0.25%ポイントの利下げは事前の市場予想通りでした。

メキシコ銀⾏は声明⽂で、中国発の新型コロナウイルスに⾔及しつつ、依然として世界経済に下⽅リスクが残っているとしています。国内経済についても、引き続き弱さが残っており、2020年のGDP(国内総⽣産)が従前の予想を下回る可能性を⽰しました。インフレについては、⾜元での加速は物品税による⼀時的要因で、中⻑期では安定的に推移するとの⾒⽅を⽰しました。今回の声明⽂の⽂章量が前回より半減しており、全会⼀致での決定でもあったことから、利下げは既定路線であったと考えられます。

⾦融政策の先⾏きについて、メキシコ銀⾏はインフレなどの状況を注視しつつ、適宜必要な措置をとるとしています。インフレ⽔準や直近の経済状況を考慮すると、追加利下げを⾏う余地はまだ残されていると考えています。

⾦融市場では、⽶中通商協議の進展やUSMCA(⽶国・メキシコ・カナダ協定)の合意などがメキシコ・ペソ建て資産の追い⾵になっています。⾜元では、新型コロナウイルスの感染拡⼤に留意する必要があるものの、世界的な⾦融緩和環境を背景に、新興国の中でも実質⾦利の⾼いメキシコへの資⾦流⼊が期待され、メキシコ・ペソ建て資産の上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利と消費者物価指数(CPI)の推移のグラフ(政策⾦利︓2016年9⽉1⽇〜2020年2⽉13⽇)(CPI(前年⽐)︓2016年9⽉〜2020年1⽉)
為替と国債⾦利の推移のグラフ(2017年1⽉1⽇〜2020年2⽉13⽇)
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