ブラジル⾦融政策(2020年2⽉)

  • マーケットレター
  • 2020年02月
0.25%ポイントの利下げ

5会合連続となる利下げを実施

ブラジル中央銀⾏は2⽉5⽇(現地)、全会⼀致で政策⾦利を4.50%から4.25%に引き下げました。声明⽂では、前回の会合以降緩やかな景気回復が持続しており、主要国の⾦融緩和が新興国にとって⽐較的好ましい環境を⽣み出したと述べられています。また、2020年のインフレ⾒通しについては前回会合からやや鈍化しました。今後の⾦融政策については、2019年央から続けてきた⼀連の利下げの効果が遅れて出てくることを踏まえ、⾦融緩和プロセスを中断することが適切であるとしており、次の措置は特に2021年の経済活動とインフレリスクの⾒通し次第としています。

⾜元のブラジルでは、⼀連の利下げ効果によりファンダメンタルズは回復基調にありますが、新型コロナウイルスによる世界経済への影響が懸念されており、発⽣源である中国はブラジルの最⼤貿易国でもあるため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、通貨は対円、対⽶ドルともに最安値圏で推移しています。しかし、ブラジルは潤沢な外貨準備を有するなど、対外ぜい弱性は⾼くなく、悪材料の織り込みが⼀巡すれば市場は落ち着いていくと考えています。また、世界の多くの中央銀⾏が緩和的な政策を維持しているという外部環境を背景に、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流⼊が期待される中、ブラジル政府は税制や経済の改⾰を進めていくことを明⾔しており、これらの改⾰が継続すればブラジル・レアルの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利とインフレ率の推移のグラフ 政策⾦利2013年1⽉31⽇から2020年2⽉5⽇ インフレ率2013年1⽉から2019年12⽉
(出所)ブルームバーグ
為替の推移のグラフ 2019年2⽉5⽇から2020年2⽉5⽇
(出所)ブルームバーグ
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