メキシコ金融政策(2019年12月)

  • マーケットレター
  • 2019年12月
メキシコ銀⾏は0.25%ポイントの利下げを実施

メキシコ銀⾏は4会合連続の利下げ

メキシコ銀⾏(中央銀⾏)は12月19日(現地、以下同様)、政策⾦利を0.25%ポイント引き下げ、7.25%とすることを決定しました。利下げは8月、9月、11月に続いて4会合連続であり、市場ではほぼ利下げが予想されていました。理事会メンバーの5人のうち1人が0.50%ポイントの引き下げを支持しました。

メキシコ銀⾏は声明⽂で、直近の米中通商協議の進展などに言及しつつも、依然として世界経済に下方リスクが残り、国内経済についても引き続き弱さが残っていると慎重な⾒方を示しました。また、11月のCPI(消費者物価指数)が3%を下回るなど、⾜元でインフレ圧⼒が⾒られないことも、利下げを後押しする材料になったと考えています。⼀方で、メキシコ銀⾏は、同国政府が12月16日に承認した最低賃⾦引き上げが2020年以降にインフレの加速要因になると述べ、インフレの上昇リスクにも言及しています。

⾦融政策の先⾏きについて、メキシコ銀⾏はインフレなどの状況を注視しつつ、適宜必要な措置をとるとしています。10月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)以降、米国の追加緩和期待は⼤きく後退しましたが、メキシコの経済状況を考慮すると、追加利下げを⾏う余地はまだ残されていると考えています。

為替市場では、米中通商協議に歩み寄りがみられたことに加え、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)をめぐる進展期待が、メキシコ・ペソの追い風になっています。世界的な⾦融緩和環境も続いており、外部環境の改善が継続すれば、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流⼊が期待され、メキシコ・ペソの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利と消費者物価指数(CPI)の推移のグラフ 政策⾦利 2016年8月1日から2019年12月19日 CPI(前年⽐)2016年8月から2019年11月
(出所)ブルームバーグ、メキシコ銀⾏
為替と国債⾦利の推移のグラフ 2016年12月19日から2019年12月19日
(出所)ブルームバーグ
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