メキシコ金融政策(2019年11月)

  • マーケットレター
  • 2019年11月
メキシコ銀行は0.25%ポイントの利下げを実施

メキシコ銀⾏は3会合連続の利下げ

メキシコ銀⾏(中央銀⾏)は11月14日(現地)、政策⾦利を0.25%ポイント引き下げ、7.50%とすることを決定しました。利下げは8月、9月に続いて3会合連続であり、市場ではほぼ利下げが予想されていました。また、理事会メンバーの5人のうち2人が0.50%ポイントの引き下げを支持しました。

メキシコ銀⾏は声明文で、国内経済の先⾏きに慎重な⾒⽅を示すとともに、インフレ率の鈍化などに⾔及しています。また、⽶中貿易摩擦や英国のEU(欧州連合)離脱問題に関するリスクは幾分後退したとしつつも、貿易摩擦や地政学リスク、社会不安などが依然として世界経済への下⽅圧⼒として残るとしています。メキシコ銀⾏の政策⾦利は⽶国に追随する傾向があり、今回の利下げも10月のFOMC(⽶国連邦公開市場委員会)で利下げを実施したことに追随した動きと考えられます。

⾦融政策の先⾏きについて、メキシコ銀⾏はインフレなどの状況を注視しつつ、適宜必要な措置をとるとしています。10月のFOMC以降、⽶国の追加緩和期待は⼤きく後退しましたが、メキシコ国内の経済状況やインフレ鈍化傾向を考慮すると、次回12月の理事会で追加利下げを⾏う可能性が⾼いと考えています。

為替市場に関しては、⽶中通商協議に進展がみられることに加え、世界的な⾦融緩和環境が新興国通貨の追い風になるとみています。外部環境の改善が継続すれば、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流入が期待され、メキシコ・ペソの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利と消費者物価指数(CPI)の推移のグラフ 政策⾦利 2016年8月1日から2019年11月14日 CPI(前年⽐)2016年8月から2019年10月
(出所)ブルームバーグ、メキシコ銀⾏
為替と国債⾦利の推移のグラフ 2016年11月14日から2019年11月14日
(出所)ブルームバーグ
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