ブラジル⾦融政策(2019年10月)

  • マーケットレター
  • 2019年10月
0.5%ポイントの利下げ

3会合連続となる利下げを実施、追加利下げも⽰唆

ブラジル中央銀⾏は10月30日(現地、以下同様)、政策⾦利を5.50%から5.00%に引き下げました。市場予想通りの利下げ幅となりました。声明文では、経済は緩やかな回復を続けていると述べられていますが、引き続き景気刺激のための利下げが実施されました。⾜元のインフレ率は中央銀⾏のインフレターゲットの下限(2.75%)を下回っており、今回中央銀⾏は2019年と2020年のインフレ率予想を引き下げました。また、主要国が追加の⾦融緩和策を実施しており、新興国にとって利下げを実施しやすい環境になっていることも、ブラジル中央銀⾏による利下げの決定を後押しした模様です。今後の⾦融政策については、インフレ率の低下を背景に同程度の追加調整も許容されるとして、追加緩和が示唆されました。

ブラジルでは、10月22日に上院で財政健全化のための年⾦改⾰法案が可決されました。市場の注目は、次に発表される財政改⾰法案に移るとみられますが、引き続きブラジルの財政健全化への進展期待がブラジル資産への追い風となりそうです。

米国では、FRB(米国連邦準備制度理事会)が同日に0.25%ポイントの利下げを実施しているなど、世界的に各国の中央銀⾏が緩和的な政策をとっています。こうした外部環境を背景に、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流⼊が期待され、ブラジル・レアルの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利とインフレ率の推移
為替の推移
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