米国金融政策(2019年10月)

  • マーケットレター
  • 2019年10月
3会合連続の利下げで当⾯様⼦⾒姿勢に

現⾏の政策⾦利⽔準の下、緩和的な⾦融環境が⻑期化

2019年10月29、30日(現地)開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、⼤方の予想通り、政策⾦利が1.5〜1.75%へ0.25%ポイント引き下げられました。3会合連続の利下げで、利下げ幅は計0.75%ポイントに達しましたが、7、9月と同様、今回の利下げもリスクに対する保険と説明されました。声明文では、次回会合での利下げの示唆と解釈された「適切に⾏動する」との表現が削られ、「政策⾦利の適切な道筋を評価する」との表現に置き換えられました。また、パウエル議⻑は記者会⾒で、経済が⾒通し通りに推移すれば現在の⾦融政策姿勢が適切なままでありそうなことや、政策対応には経済⾒通しの⼤幅な⾒直しが必要であることなどを述べ、追加利下げに距離を置きました。これで景気回復局⾯半ばでの予防的な利下げはひとまず終え、⾦融政策は当⾯様⼦⾒姿勢に⼊ると⾒込まれます。

⼀方、利上げにはインフレの⼤幅な上昇が必要であると述べており、利上げのハードルは追加利下げ以上に高いことがうかがえます。90年代には予防的な利下げの後、利上げに転じた経緯がありましたが、インフレ期待が低いままの現状では、往時の様な⾦利上昇は⾒通しにくいのが実情です。追加利下げもなければ利上げもなく、現⾏の政策⾦利⽔準の下、緩和的な⾦融環境が⻑期化すると⾒込まれます。もっとも、⾦融政策が米中の通商交渉に左右される点は否めず、今後の通商交渉の⾏方を注視する必要があります。

⽶国の政策⾦利
⽶国の⻑期⾦利と株価
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