トルコ⾦融政策(2019年10月)

  • マーケットレター
  • 2019年10月
2.50%ポイントの⼤幅な利下げを実施

3会合連続の⼤幅な利下げ

トルコ中央銀⾏は10月24日(現地)、政策⾦利(1週間物レポ⾦利)を16.50%から14.00%に、2.50%ポイント引き下げることを決定しました。市場が予想していた1.00%ポイントの利下げ幅よりも⼤きな利下げとなったため、発表直後はトルコ・リラは売られたものの、その後は値を戻しつつあります。

前回の会合に引き続き、トルコ中央銀⾏が利下げを実施した背景には、インフレ率の鈍化が続いていることやエルドアン⼤統領の利下げ圧⼒などがあげられます。先日発表された9月のインフレ率は前年⽐9.26%となり、8月と⽐較して⼤幅に低下しました。またトルコ・リラが安定して推移していたこともあり、トルコ中央銀⾏が追加利下げを実施する環境が整っていました。

足元、トルコでは地政学リスクがクローズアップされています。10月14日(米国時間)、トランプ米⼤統領はトルコがシリアへ軍事攻撃をしたことをきっかけに、トルコに経済制裁を科すと発表しました。ただ、その後、トルコがシリア北部への軍事攻撃を停⽌すると米国と合意したことから経済制裁は取り消されています。また、エルドアン⼤統領はプーチン露⼤統領との会談でも軍事作戦の⼀時停⽌を事実上延⻑することで合意しており、シリア情勢をめぐる地政学リスクはいったん後退したとみています。

外部環境については引き続き、米国をはじめ主要先進国・地域で⾦融緩和期待が⾼まっているため、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流⼊が期待され、トルコ・リラは下支えされると考えています。

政策⾦利の推移
 インフレ率の推移
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