メキシコ⾦融政策(2019年9⽉)

  • マーケットレター
  • 2019年09月
メキシコ銀⾏は0.25%ポイントの利下げを実施

メキシコ銀⾏は2会合連続の利下げ

メキシコ銀⾏(中央銀⾏)は9⽉26⽇(現地、以下同様)、政策⾦利を0.25%ポイント引き下げ、7.75%とすることを決定しました。利下げは8⽉に続いて2会合連続であり、市場では利下げはほぼ予想されていました。また、理事会メンバーの5⼈のうち2⼈が0.50%ポイントの引き下げを⽀持しました。

メキシコ銀⾏は声明⽂で、前回同様に世界経済の減速懸念が強まってきたことや複数の中央銀⾏が⾦融緩和に傾いていることなどに⾔及し、メキシコ経済の先⾏きに慎重な⾒⽅を⽰しました。メキシコ銀⾏の政策⾦利は⽶国に追随する傾向があり、今回の利下げも9⽉18⽇のFOMC(⽶国連邦公開市場委員会)で利下げを実施したことに追随した動きと考えられます。また、インフレ率の低下が続いており、メキシコ銀⾏の⽬標範囲に収束してきたことも、利下げを⾏った背景となりました。

⾦融政策の先⾏きについて、メキシコ銀⾏はインフレなどの状況を注視しつつ、必要な措置をとるとしています。メキシコ銀⾏が経済の先⾏きに慎重な⾒⽅を⽰していることや⽶国の追加利下げ期待などを勘案すると、メキシコ銀⾏が今後追加利下げを実施する可能性は⾼いと考えています。

為替市場に関しては、⽶中貿易問題などによる円⾼リスクには引き続き注意を要するものの、世界的な⾦融緩和環境の強まりは世界経済を下⽀えするとともに、新興国通貨の追い⾵になるとみています。外部環境に落ち着きが⾒られれば、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流⼊が期待され、メキシコ・ペソの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利と消費者物価指数(CPI)の推移
為替と国債⾦利の推移
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