インドネシア⾦融政策(2019年9月)

  • マーケットレター
  • 2019年09月
インドネシア銀⾏は3会合連続、利下げを実施

0.25%ポイントの利下げを実施

9月19日(現地)、インドネシア銀⾏(中央銀⾏)は政策⾦利であるBI7日物リバース・レポ⾦利を0.25%ポイント引き下げ、5.25%にしました。また、預⾦ファシリティ⾦利を4.50%に、貸出ファシリティ⾦利を6.00%にそれぞれ0.25%ポイント引き下げました。今回、市場では0.25%ポイントの利下げを予想していました。

インドネシア銀⾏は、世界経済の不透明感が強まっていることや資源価格が軟調に推移し輸出が落ち込みを⾒せるなかで、経済の下⽀えを狙い利下げを実施しました。インフレ率が引き続き低水準で推移するとの⾒通しや主要国が追加の⾦融刺激策を実施しており、新興国にとって利下げを実施しやすい環境になっていることも、インドネシア銀⾏による利下げの決定を後押しした模様です。また、インドネシア銀⾏は成⻑促進のための措置の⼀環として不動産と自動⾞向けローンの規制も緩和しています。今後に関しても、利下げ以外の⼿段も組み合わせて、緩和的な政策を続けていくと⾒られています。

ジョコ⼤統領は⾸都移転やインフラ投資などの改⾰の実施を計画しており、国内経済の活性化を図っています。今後、ジョコ政権が腰を据えてさらなる経済成⻑戦略や構造改⾰を推し進めていけるかが注目されます。また、⽶国が利下げを実施するなど主要先進国・地域で⾦融緩和期待が⾼まっていることは、相対的に⾼⾦利なインドネシアの通貨を下⽀えすると考えています。

政策⾦利の推移のグラフ 2016年8月19日から2019年9月19日
(出所)ブルームバーグ
インフレ率の推移のグラフ 2014年8月から2019年8月
(出所)ブルームバーグ
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