ブラジル⾦融政策(2019年9月)

  • マーケットレター
  • 2019年09月
0.5%ポイントの利下げ

景気刺激のため、2会合連続となる利下げを実施

ブラジル中央銀⾏は9月18日(現地)、政策⾦利を6.00%から5.50%に引き下げました。市場予想通りの利下げ幅となりました。前回の会合以降、GDP(国内総生産)など良好な経済指標が発表されており、声明⽂でも経済は緩やかに回復していると述べられていますが、引き続き景気刺激のための利下げが実施されました。インフレ率がインフレターゲット内に収まっていることや主要国が追加の⾦融刺激策を実施しており、新興国にとって利下げを実施しやすい環境になっていることも、ブラジル中央銀⾏による利下げの決定を後押しした模様です。今後の⾦融政策については経済状況次第としているものの、インフレが落ち着いて推移すれば、さらなる利下げも実施するとブラジル中央銀⾏は表明しています。
注目の年⾦改⾰法案に関しては、上院での可決に向けて審議が進んでいる最中で、同法案の成⽴は確実視されています。年⾦改⾰の進展はブラジル資産への追い風となっていますが、アマゾンでの森林⽕災や年⾦改⾰の次に注目されつつある税制改⾰で中心的な役割を担っていたマルコス・シントラ連邦歳入担当次官が解任されるなどリスク要因も浮上してきており、これらの動きにも注意が必要です。
外部環境ですが、米国でも同日に0.25%ポイントの利下げが実施されており、世界的に各国の中央銀⾏が緩和的な政策をとっています。そのため、相対的に⾦利の⾼い新興国市場への資⾦流入が期待され、ブラジル・レアルの上昇を後押しすると考えています。

政策⾦利とインフレ率推移
推移と為替の推移
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