米国金融政策(2019年9月)

  • マーケットレター
  • 2019年09月
一両年の金利見通しは定まらず、新たな情報を注視し適切に対応

0.25%ポイントの連続利下げ

2019年9月17、18日(現地)開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、⼤方の予想通り、政策⾦利が1.75〜2%へ0.25%ポイント引き下げられました。7月に開催された前会合に続いての利下げです。海外経済の弱さの追加的な兆候、通商政策に係る緊張の高まり、インフレ圧⼒の弱まりを理由に、前回同様、景気の下振れリスクに対する保険としての利下げと説明されました。

FOMC参加者の政策⾦利の⾒通しは、2019年について(年内の定例のFOMCは後2回)、追加利下げ、据え置き、利上げとで⾒解が分かれました。2020年については、利下げと利上げとにより明確に⼆分されています。2021、2022年については、現在の政策⾦利の⽔準を基にして、利上げの⾒通しが優勢です。
結局のところ、米国経済がおおむね堅調に推移しているなか、予防的な利下げにより景気拡⼤が持続し、雇用は強いまま、インフレ率は目標値の2%に収まってくるとFOMCは想定しており、それに連れて、政策⾦利も中⽴⽔準(FOMC参加者の中央値は2.5%)へ上昇するとの⾒通しでしょう。

市場はこれらFOMCの結果を、想定ほどには緩和的でなかったと解釈し、⼩幅な⾦利上昇、米ドル高で反応しています。もっとも、パウエル議⻑はFOMC後の記者会⾒で、政権の通商政策を含め、新たな情報を注視しながら適切に⾏動すると強調しており、今後の展開次第で柔軟な対応が期待されます。

⽶国の政策⾦利のグラフ 1990年初から2019年9月18日
※決定日ベース
※2008年12月16日以降は誘導レンジの中心を表示
(出所)米国連邦準備制度理事会
⽶国の⻑期⾦利と株価のグラフ 2016年初から2019年9月18日
(出所)ブルームバーグ
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